いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】上司からもらったエクセル文書に意味不明な単語が！ Excel 2016の新機能「スマート検索」でサクッと検索
2017年8月2日 06:55
Excel（エクセル）は、仕事や普段の生活で使う機会の多い、最も身近なアプリケーションのひとつです。しかし、「イマイチよくわからないまま使っている」「実は少し苦手……」という人も多いのではないでしょうか？ この連載では、いまさら人に聞けないけど、知っていれば必ず役に立つ、Excelを使いこなすためのノウハウを紹介します。
ブックに書かれている知らない単語を調べる時間を短縮したい！
ほかの人からもらったブックに意味を知らない単語が書かれていて、その意味を調べるのに思いのほか時間がかかってしまった……という経験はないでしょうか。Webを使っても本を使っても、調べ物には意外に手間や時間がかかるものです。
Excel 2016には、そんなときに便利な「スマート検索」という新機能が用意されています。今回は、この「スマート検索」機能を使って、ブックに入力された単語の意味をサクッと調べる方法を解説します。
調べたい単語が入力されたセルを選択してスマート検索するだけ
製品別の売上目標をまとめた表（①）に入力されている単語の意味を調べる例を考えてみましょう。
意味を調べたい単語が入力されたセル（②）が選択された状態にしたあと、［校閲］タブ（③）→［スマート検索］（④）をクリックします。
画面の右側に、検索結果が表示されました（⑤）。Wikipediaに項目がある単語については、「定義」としてWikipediaの検索結果が表示されます。定義の下に、そのほかのWeb検索結果が表示されます。画像検索結果が表示される場合もあります。
Web検索結果を詳しく見たい場合は、見たい項目（⑥）をクリックします。
Microsoft EdgeなどのWebブラウザーが起動し、選択したページが表示されます（⑦）。
ブラウザー右上の［×］をクリックするとWebブラウザーが終了し、Excelの画面に戻ります。画面下のタスクバーでWebブラウザーとExcelを切り替えても構いません。
Excelの画面上から簡単にWeb検索できる！
今回は、Excel 2016の新機能「スマート検索」を使って、知らない単語の意味を簡単に検索する方法を解説しました。
Excelから検索結果に直接アクセスできるので、Webブラウザーを起動して検索したい単語を入力する手間を省くことができ、作業の流れを妨げずにWeb検索ができます。
Excelを使いながらサクッと単語の意味を調べて少し物知りになれる「スマート検索」を、業務の中でぜひ活用してみてくださいね。