【Excel】「20240601」のような数字を「/」や「年月日」で区切った日付にする簡単な方法

「/」や「年」「月」「日」の手入力は不要

　“日付”はエクセルの表において、入力に手間のかかるデータのひとつですよね。年月日を「/」（スラッシュ）で区切りたいことや、「2024年6月1日」のように「年」「月」「日」と挟みたいこともあります。

　コピペしたデータが「20240601」のような8桁の数字の場合、セルを編集モードに切り替えて「/」や「年」「月」「日」と入力していませんか？

　ゼロから入力するなら、半角・全角の切り替えも面倒。8桁の数字を入力しただけで日付と判断してもらいたいものですが……、実は簡単にできます。今回は、日付の入力を簡略化するテクニックを2つ紹介します。

日付を表す8桁の数字の表記を直接修正する必要はありません

セルの書式の設定を変更する

　［セルの書式設定］ダイアログボックスから［ユーザー定義］を使って、表示を変更する方法が簡単です。データは8桁の数字のままの状態です。まずは「/」を挟んでみましょう。指定する書式は「0000"/"00"/"00」となります。すべて半角で入力してください。

書式を設定したいセル範囲を選択します（①）。［Ctrl］＋［1］キーを押して（②）、［セルの書式設定］ダイアログボックスを呼び出します

［ユーザー定義］（③）を選択して、［種類］に「0000"/"00"/"00」と入力します（④）。すべて半角で入力してください。［サンプル］（⑤）が「/」入りの表記に変わることが確認できます。［OK］（⑥）をクリックします

年月日の間に「/」が挿入されました

　「年」「月」「日」を挿入したいときも考え方は同じです。［ユーザー定義］で「0000"年"00"月"00"日"」と指定してください。

［ユーザー定義］を選択の［種類］に「0000"年"00"月"00"日"」と入力します（⑦）［OK］（⑧）をクリックします

「年」「月」「日」が挿入されました

区切り位置指定ウィザードを利用する

　上記の方法は表示上、日付のように見せているだけです。日付としてフィルターをかけたり、関数を利用して日数を計算したりする処理はできません。8桁の数字を日付型のデータに変換するには「区切り位置指定ウィザード」を利用します。

データ型を変換するセル範囲を選択します（⑨）。［データ］タブ（⑩）の［区切り位置］（⑪）をクリックします

区切り位置指定ウィザードが起動します。この画面では何も変更する必要はありません。［次へ］（⑫）をクリックします

この画面も何も変更せずに［次へ］（⑬）をクリックします

［日付］（⑭）をクリックします。［YMD］（⑮）となっていることを確認して、［完了］（⑯）をクリックします

8桁の数字が日付型のデータに変換されました。［ホーム］タブ（⑰）の表示が［日付］（⑱）となっていることがわかります

　日付型のデータとして認識されたので、表示の切り替えも簡単です。［Ctrl］＋［1］キーを押して［セルの書式設定］ダイアログボックスを呼び出して、任意の表示形式に切り替え可能です。

［セルの書式設定］ダイアログボックスを表示しておきます。［日付］（⑲）が選択されています。［種類］（⑳）から任意の書式に変更可能です