無料でExcel並み!Google スプレッドシートの使い方

別々のセルに入力されたデータを1つのセルにまとめる方法

 多くの会社では、Microsoft Excelを使っているため、Google スプレッドシートにはあまり馴染みがないかもしれません。Googleの提供しているWebブラウザー上で動作する表計算アプリGoogle スプレッドシートは、無料ながらMicrosoft Excel並みの機能を備えています。予算の都合で自宅のパソコンには、Microsoft Excelが入っていない方にもおすすめです。本連載では、Google スプレッドシートの操作について紹介します。

「&」で簡単に文字列連結できる

単純な文字列連結には「&」を使う

 Microsoft Excelで使える機能のほとんどは、Google スプレッドシートでも利用できます。難しい関数は使わずに「&(アンパサンド)」で繋げるだけです。
ここでは例として、C列に入力されたアカウント名と「@」(文字列)、D1に入力されたドメイン名を連結してみます。

セルD3に「=C3&"@"&$D$1」と入力。「&」で挟むことで、セルC3の値と「@」、ドメイン名が入力されているセル($D$1)を連結するという意味になる。「$D$1」は、コピーしたときにセル参照がずれないように絶対参照で指定する
アカウント名とドメイン名が連結された。セルの右下に表示されたハンドルを下方向へドラッグしてコピーすれば他のセルも連結されたメールアドレスが入力される

“特殊貼り付け”で「値」を貼り付け

 あわせて「値」での貼り付けのテクニックも覚えておきましょう。通常、数式の入力されているセルをコピー&ペーストすると、表示されている「値」ではなく、数式が張り付けられてしまいます。表示されている「値」を貼り付けたい場合は、コピーした後、貼り付け先を右クリックし、[特殊貼り付け]-[値のみを貼り付け]を選択しましょう。

貼り付け先を右クリックして[特殊貼り付け]-[値のみを貼り付け]を選択するとセルに表示されている「値」を貼り付けることが可能