共有のスプレッドシートを使って作業分担する際、特定のシートやセル範囲は編集して欲しくないケースがありませんか? 例えば、マスターデータの入力されているシートや数式から参照しているデータなどです。共同編集者が意図せずに変更してしまうこともありますよね。トラブル回避のために、シートやセル範囲を保護しておきましょう。
トラブル回避のためにシートやセル範囲を保護しておく シート全体を保護する
商品リストなどのマスターデータを、管理者のみ編集可能、作業者は閲覧のみとすることを考えます。ここでは、見積書のテンプレートシートから参照するマスターデータを保護します。
シート名の右側の▼をクリックして[シートを保護]を選択する [保護されているシートと範囲]が表示された。[権限を設定]をクリックする [この範囲を編集できるユーザーを制限する]をクリック、[自分のみ]を選択して[完了]ボタンをクリックする シートが保護され、シート見出しにカギのマークが表示された ここでは、編集権限を[自分のみ]に選択したので、ほかのメンバーは編集不可、閲覧のみとなります。編集を許可するメンバーを追加したい場合は、シート保護の設定を変更します。なお、シートの保護の解除は、[保護されているシートと範囲]から行うことができます。
[保護されているシートと範囲]にあるリストから、保護したシート名をクリックする [権限を変更]ボタンをクリックする。シートの保護をキャンセルしたい場合は、[説明を入力]の右側にあるごみ箱のアイコンをクリックする [範囲の編集権限]から[カスタム]を選択してメンバーを追加する。スプレッドシートの共有メンバーなら、リストから選択可能だ。編集者を追加する場合は、入力欄で指定する 作業者がシートの内容を閲覧する必要もないなら、非表示にしておいてもいいでしょう。非表示にしたシートは、[表示]-[非表示のシート]から再表示可能です。
シート名の右側の▼をクリックして[シートを非表示]を選択する 特定のセル範囲を保護する
シートに含まれる数式の編集を禁止したい場合は、特定のセル範囲のみ保護することも可能です。シートの保護と同様に、[保護されているシートと範囲]から設定します。ここでは、計算式の入力されているE13~E20までを編集不可とします。
シート名の右側の▼をクリックして[シートを保護]を選択し、[保護されているシートと範囲]を表示しておく。[範囲]をクリックして、セルの範囲指定を表すアイコンをクリックする 保護したいセル範囲を選択して[OK]ボタンをクリックする [この範囲を編集できるユーザーを制限する]をクリック、[自分のみ]を選択して[完了]ボタンをクリックする。シートの保護と同様に、編集可能なメンバーを指定することも可能