高橋忍のにゃんともWindows

ココだけは押さえておきたいWindows 10の標準アプリ

 まだまだ寒い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。去年発売されたヒートテック毛布、あれはやばいです。快適すぎて朝起きられなくなります。猫にも大人気ですw

 さて、ちゃんと使ってほしいWindows 10の機能についての続きです。ちょっとアプリ系を中心に紹介します。だいたい知っているとは思いますが、ね。

簡単な現像は「フォト」で十分

 今まで画像加工用の標準アプリとしては、「ペイント(ペイントブラシ)」しかありませんでしたが、Windows 10からは「フォト」が追加されています。名前の通り、画像加工用アプリと言うよりも、画像の確認(ビューワー)と写真向けの加工機能がついたものです。

 「フォト」の素晴らしいところは、標準アプリとしては思えないほどの充実した写真エディットの機能。よくやるサイズ変更や傾き補正はもちろん、調整メニューでの明るさ調整の項目の多さは驚きます。普通の人ならデジカメの写真補正はこれで事足りるかと。

 特に素晴らしいのが、スポット修正。これもまた別の機会に。

 そうそう、動画編集機能もあるんですがこれはもう他の機会に。

スマフォの写真をローカル感覚で扱える「スマホ同期アプリ」

 スマフォで撮った写真をPCで使う時。“Google フォト”経由でPCへダウンロードしたり、USB接続して写真フォルダーを直接開いてコピーしたり。「スマホ同期アプリ」はスマフォ内の写真、SMS、通知の最新情報を同期してくれます。

 このアプリの便利なところが、写真を右クリックしてすぐコピーできたり、デスクトップにドラッグ&ドロップできること。ドラッグ&ドロップして「PowerPoint」に直接貼るとかもできます。これなにげに便利なんですよ。①撮って②繋いで③パワポにドラッグ、ってね。すでにPCに取り込まれてエクスプローラーで扱っているような感じで作業できるので便利です。

 ただ残念ながらAndroid限定です。まぁ、iPhoneには「iTunes」がありますからね。

実は最強のスマフォ連携ツール「付箋」

 Windows 10の標準アプリの一つ「付箋」(英語名は「Sticky Note」)は文字通りデスクトップに付箋を貼れるアプリです。コレがなかなかすごい機能を持っています。

 例えば、表示されている付箋以外に、剥がした付箋も記録する「メモ一覧」ウィンドウが用意されているほか(通常は非表示にできます)、付箋自体は7色から選べて大きさも自由。さらに(紙の付箋だと当たり前ですが)重ねて表示できます。もちろん再起動しても付箋は同じ場所に貼られたままです。

 付箋に記録できるのは、文字と画像だけ。画像はGIFでもPNGでもすべてJPEGに変換されます。アニメーションGIFとかは貼れません。それとペンデバイスなら手書き文字も書けます。Webページのリンクなどは、文字として貼られますが、設定で“インサイト”機能をONにすると、リンクとして機能するようになります。

 “デスクトップはきれいに使いたいから貼りたくない!”そんな人もいるでしょう。そんな人にも使ってほしいのがこの「付箋」。 Windows 10の付箋は貼らなくても便利 なんです。というのも、このアプリのもう一つの強みが、スマフォのアプリとリアルタイムに連携されるということ、なのです。

 スマフォ側の「付箋」アプリは単独ではありません。実は、「Microsoft OneNote」にこの付箋機能が統合されています。新しい付箋メモをPCで作ればすぐにスマフォで確認できますし、スマフォで書いたメモは即PCの付箋に反映されます。PCとスマフォ間の情報交換では多分最速で最も手間のかからないアプリです!

今すぐ「カメラ」アプリでYouTuber

 スマフォやタブレットと同じように、Windows 10にもカメラアプリがあります。ただ、利用用途はスマフォのようにカメラとしてつかうというよりも、自撮りの動画撮影に向いています。シンプルですが、YouTuberになりたかったら、このカメラアプリで撮影してYouTubeにアップすれば即デビューです。

 実際に私は高校生向けのプレゼンの授業で、このカメラを使ったセルフプレゼンテーションを何回もやってもらったことがあります。ネタを考えてカメラに向かって話して録画。これ結構良い環境なんですよ。

にゃんとも:マウスは気になる

 最近は減りましたが、にゃんこが仕事を邪魔することがよくありました。原因はマウスです。画面の上を動くマウスが虫のように見えるのでしょうね。果敢にアタックします。こうなるともうだめですね。

 カメラで撮影するときに横切るくらいは可愛いのですが……。Windows 10でできることは増えましたが、新たな猫対策も必要になりそうです。