押さえておきたいWindows 10の機能 ～仮想デスクトップ・クリップボード・Windows Hello

　遅いですが、あけましておめでとうございます。今年ももちろん猫年です。

　さて、今回は改めてちゃんと使ってほしいWindows 10の機能についてご紹介します。といってもWindows 10がリリースされてからもう5年目くらいでしょうか。殆ど知っている機能かとは思いますがおさらいも兼ねて。

仮想デスクトップ

　Windows 10でようやくWindowsにもやってきました、仮想デスクトップ機能です。仮想的に複数の画面を持って、その中の1つの画面を操作しているというイメージです。殆どのPCユーザーがラップトップや2in1のPCを使っているので、限られた画面で作業をするには便利な機能です。

　タスクバーのアイコンか、［Windows］＋［Tab］キーで起動できます。表示する画面の切り替えは、画面の上にある仮想画面を直接選ぶか、［Windows］＋［Ctrl］＋左右のカーソルキーで切り替えます。“Window を 左右に コントロール”すると覚えておきましょう。

　（普通はそれほど機会はないのかもしれませんが） プレゼンテーションをするときに、途中でWebサイトや別のアプリを見せる時にはおすすめです。1つ目の画面にはプレゼンテーション、2つ目の画面にWebブラウザーを表示して切り替えると、プレゼンテーションを止めずにスムーズに見せることができます。

Windows クリップボード

　これも衝撃的な機能でした。みなさんが常用している「コピペ」。通常は最新の1つしか覚えてくれませんが、Windows 10では、Windowsを起動したときからコピーしたものをみんな覚えてくれています（もちろん制限はありますが、通常は引っかかることはないでしょう） 。

　使い方もシンプル。コピーは今までと同じです。ただ、貼り付けるときに［Ctrl］＋［V］キーではなくて［Windows］＋［V］キーを押すと、これまでコピーしたものが一覧で現れますので、その中から使いたいものを選べばOKです。

　「いま、URLをコピーしちゃったけど、その前にコピーしたメールアドレスを今使いたい！」とか。意外に多いのは「コピー＆ペーストするつもりが、コピー＆コピーしちゃって、最初にコピーしたものが消えてしまった！」とか。

　Windows クリップボードの画面を見るとわかりますが、文字だけでなく画像ももちろん履歴を貼り付けることができます。Windows クリップボードの機能はまた詳細にお伝えしたいですね。注意点とかもちょっとあるんですよ。

Windows Hello

　生体認証ログイン機能です。新しいPCを買った方ははじめからWindows Hello対応のカメラや指紋認証機能が入っていて普通に使っている人も多くなっています。無くても良い機能かもしれませんが、便利さとセキュリティの両方をカバーするこの機能は使わない手はありません。

　ただ、もちろん自作PCやWindows Helloに対応していないPCを使っている人もいます。Windows Helloには専用のカメラや指紋認証リーダーが必要なのですが、外付けで追加することもできるので興味ある人は試してみるといいでしょう。

　ノートPCユーザーならおすすめしたいのが指紋認証リーダー。種類も増えて、小型のものが多いので挿しっぱなしにしていてもじゃまになりません。ただセンサー面が細くて指を滑らすタイプは個人的にはおすすめしません。読み取り失敗するケースが多いのです。ちゃんと面になっていて指先で触るだけのものがおすすめです。

　デスクトップならやっぱりカメラによる顔認識ですね。ただ今は殆ど売られておらず、値段も1万円近くするので、悩みどころ。ただPCを買い替えてもずっと使えるので、個人的にはおすすめ。

　スマフォで生体認証によるログインや買い物のときの認証などその便利さと重要性はもう理解されているかと思いますので、PCにもとっとと導入しちゃいましょう。

　そこまでお金は出せない！というかたは、せめてパスワードではなくてPINコードでのログインにしましょう。4桁の数字で大丈夫なの？という方がいらっしゃいますが、PINコードって4桁似限定されていないですからね？　6桁や8桁にするだけでセキュリティはアップします。でも生年月日とかダメですよｗ。

にゃんとも：猫防止にはPCロック

　以前はよく、自分のPCはログインが面倒だからパスワードも設定しないし、ロックもしてないって話を聞きました。パスワード無しでアカウント作る方法とがネタになってたり。でもログインフリーはよくありません。だって猫にいじられちゃいます。かれらはPCが好きですから。特にキーボードの上を歩いたり寝たりするのが。

　資料作ってて、そのまま休憩して帰ってきたら 「５５５５５５５５５３３３３３３３３；’’’’’’’’’’’’’ｐ’’’’’’ｐ’’’’’’’’’’’’’’’」 とか時々ありました。PCは使わないときはログアウト、使うときはWindows Helloでログインしましょう。