高橋忍のにゃんともWindows

Windows 10の「フォト」を使って残念な桜の写真を美しく仕上げる

 さくらのシーズン到来です。と言っても今年はなかなか難しい状況ですが。家の近所にも綺麗な桜があって、ちょっとでかけた時に少し遠回りをして、スマフォで撮る程度。最近は花屋にあった桜を家で楽しんでます。

 が、桜の写真って結構難しい。撮ってみたけどイメージ通りの写真にならなかった、ってことがよくあります。

桜の写真は難しい

 きれいな桜は、スマフォを向けて撮れば簡単にきれいな写真になりそうですが、実は難しい。それにはいくつかの理由があります。

- 桜の花はほぼ白で、ほとんどピンクには映らない
- 全体が白っぽく明るく映るので、カメラが自動的に暗くしてまう

 なので、カメラマンとかはきちんと露出補正をして撮りますが、ちょっと散歩の途中で撮るのにそこまでしたくないですし、もう撮ってしまった後はどうしようもない。なので修正しましょう。

Windows 10の「フォト」を使って修正

 ですので、Windows 10の「フォト」を使って残念になってしまった桜の写真をできる限りイメージに近い桜の写真に修正してみましょう。

 例えばこれ。それなりに綺麗ですが、なんというか桜っぽくないんですよね。あちこちがなんというか黒っぽくて美しくない。

 ということで、まずは写真をダブルクリックしてフォトで開きましょう。ひらいたら右上にある[編集と作成]メニューから[編集]を選びます。

 編集画面に入ったら、画面上の[調整]を選んで編集の開始です。

 ここから調整をしていきますが、3つの修正をします。

  1. 全体の明るさの調整
  2. 桜の色の調整
  3. 木の幹のトーンの調整

全体の明るさの調整

 まずは、[ライト]をクリックして項目を開き、[影]スライダーの値を大きくして暗い部分を明るくします。

 次に[露出]のスライダーを上げて全体を明るくします。このとき花の輪郭とか消えない程度に上げます。影の部分も合わせて調整しておきましょう。

桜の色の調整

 次は桜の色の調整です。やっぱりピンクっぽい色にしたいですよね(本当は違くても)そこで、[色]をクリックして項目を開いたら、[濃淡]のスライダーを上げて全体がほんのりピンク色になるように調整します。

 さらに、[暖かさ]のスライダーを調整して、桜色の色味を好みに合わせて調整します。例えば“和”の雰囲気を出したかったらこんな風に[暖かさ]をあげると良い雰囲気になります。

 この辺は好みで合わせながら、更に[濃淡]でも再調整してみましょう。

木の幹のトーンの調整

 これでもだいぶ良くなりましたが、最後に幹の黒さを軽減します。

 これは[明瞭度]の変更で調整してみます。ただ、下げすぎるとボケた写真になるので下げすぎに注意。写真によってはこれで調整できないかもしれませんが、[明瞭度]も色調整に使えることがある、と覚えておいて下さい。

 最後に、もう一度[露出]で好みの明るさに調整します。

 調整が終わったら保存しておきましょう。

完成

 では元の写真と比較してみます。こちらが修正前の写真。

 そして、「フォト」で修正した写真がこちら。ちゃんと桜っぽいですし、華やかですよね。勿論人それぞれ好みがありますが。

 これってずるくない?と言うかもしれませんが、写真の“現像”は『自分が持っているイメージ』に近づけるための重要な技術で、勿論プロのカメラマンも必ずやっています。まずはフォトを使って自分のイメージしている桜の写真を再現してみて下さい。

桜の写真の思い出

 あ、ちなみに昔話ですが、Windows 7の日本語版には、桜の壁紙があったのですが、実はこの写真は私が撮ったものです。

 ちゃんとJPEGファイルのExifの作成者の欄に名前が入っていました。

 実は当時Windows 7を開発中にMicrosoft社内で、フォトコンテストが行われたんです。撮影者の名前を伏せた社内での人気投票が行われ、各国で1位と2位の写真は壁紙に採用される、といったものでした。そこで嬉しいことに私の写真がワン・ツーフィニッシュとなったんです。

 日本のWindowsの開発チームにお祝いしてもらったのはいい思い出です。勿論この写真も当時は「Photoshop」で多少の加工はしていました。

にゃんとも: 猫と桜は出会いが少ない

 猫と桜で画像検索すると、桜の木に登っている猫のかわいい写真が出てきます。でも、木に登る猫とか外にいる猫でそんなフレンドリーな状況にあることはまず有りません。そんなわけで猫と桜って実はレアな組み合わせなんですよね。

『にゃんだこれは?』って思ってるんでしょうね? 近くに置いておくと食べようとして怖いんですw。