高橋忍のにゃんともWindows
オンライン会議のカメラ問題 ~部屋を隠して美しく映るには?
2020年4月13日 06:55
さてさて、在宅勤務が進み多くの方がオンラインでの会議をしなくてはならない状況だったりします。その際によく話題に上がるのがカメラの問題。
大概、組織の上の人は他の人に“オンライン会議ではカメラをONにしてください”と言います。しかし、嫌がる人も多いですよね。
カメラが嫌な理由
通常の会議は顔を出しているのに、オンラインだとだめなのはなぜ?とおもう方もいるかも。いくつか理由はあると思います。
- 部屋の様子が見えてしまう
- オンライン会議だと顔が大きく映る
- 内職しているのばバレやすく感じる(ヲイヲイ!)
最後はともかく、自分の顔や部屋が気になる方は多いです。
解決 1:部屋は隠せる
通常オンライン会議で使うアプリといえば、「Microsoft Teams」か「Zoom」がほとんだと思います。そして、今はこれらのアプリが急速に進化して、背景を差し替えることができるようになっています。
「Zoom」の場合は、左下のビデオのアイコンの右の[^]を押して、[仮想背景を選択してください]を押すと、背景を選ぶことができます。「Microsoft Teams」には背景をぼかす機能もあります。これのほうが簡単でいいかもしれません。
ちなみに、“Zoom背景”と検索するとたくさんの画像が引っかかります。ネタ系もかなり面白いです。
解決 2:顔の大きさは外付けWebカムで調節
では顔が大きくなってしまう問題はどうしたらいいか?多くの場合ラップトップ、つまりいわゆるノートパソコンのカメラを使っていると思いますが、これを使うとだいたいこうなります。そこでUSB接続のWebカムを使ってみましょう。
実際にラップトップの内蔵カメラとWebカムを離して置くとこれだけの差ができます。
ただ、もちろんほとんどの方はUSB接続のWebカムなんか持っていないと思います。買おうと思ってみてみるとWebカムって高かったりするので躊躇しちゃいます。安いのを買うと画質が悪過ぎて本末転倒だったり。会社で買ってくれるならともかくノートパソコンについてますからねぇ。
解決 3:スマフォをカメラに使おう
そこで、Webカメラを持っていないなら、スマフォをWebカメラとして使っちゃいましょう。
App StoreやGoogle Playを検索すると色々アプリがありますが、どちらにも対応しているアプリとして1つ紹介しておきましょう。「iVCam」というソフトです。もちろん無料。
スマフォ側のアプリをインストールして、Windows側のアプリも起動します。最近のスマフォのカメラの画質は非常に良いので、ハイエンドのWebカムよりも良い品質です。
セットアップ
実際のところ、導入もそれほど難しくはありません
- スマフォ側にアプリをインストール
- PC側に対応したアプリをインストール
- スマフォをUSBでPCと接続
- PC側のアプリを起動して、スマフォのアプリを起動する
こうすることで、スマフォのカメラをWebカムとしてPC側で認識させることができます。
セットアップが楽なので、フロントカメラを使っていますが、背面カメラのほうが画質がよく広角ならそちらを使うのも手です。カメラの角度なんてPC側の画面を見れば大丈夫ですからね。一度セットアップが終わればスマフォ側は操作しないので背面カメラでも十分使えます。
「iVCam」の場合は右上にカメラの切り替えボタンがあります。
解像度や各種調整はカメラアプリから
さて、Webカムの場合は専用アプリを使って細かい調整ができるケースがあります。「iVCam」の場合もWindows側のアプリの右下の歯車アイコンからカメラ設定ができます。
そして、調整ができる機能としてもう一つ使えるのが、Windows 10の「カメラ」アプリです。標準のカメラアプリを起動して、右上のアイコンでWebカムを選択します。そして、左上の歯車アイコンを押すとビデオの解像度などを選ぶことができます。
Windows 10に接続されたWebカムの設定は結構ここで変更することができます。ただカメラによっては専用アプリが機能を上書きしてしまうケースもあるので、まずは自分の環境で試してみてください。
解決 4. 自撮り棒をで最適画角を
ただ、スマフォを使うとどうしても机に置くことになり、下から写します。そうすると下膨れになります。これは嫌ですよね。やっぱりきれいに撮られたいですし、この場合は女子カメラテクを参考にします。
- 斜め上から撮る
- 距離を取る
このために使うのがこういったスタンド付きの自撮り棒です。おすすめの自撮り棒やスマフォ用のスタンドを作る方法などはこちらを参考にしてみてください。
このスタンド付き自撮り棒にスマフォを取り付け、ノートPC側の後ろの上から撮ると自分の顔を小さくすることができます。
個人的にはスマフォカメラの位置は、自分の目線よりも少し上(かなり上でも大丈夫)実際私は40インチのモニターの上にWebカメラを設置しているのでかなり上からの映像です。
別にWebカムの映像なんて正面向いてなくていいんですよ! 普通Webカムの角度なんて調整できないですし、今まで文句言われたこともありません。
解決 5:カジュアルOKならアバターで参加
自分の顔を出すならアバターで参加するということもできます。有料ですがおすすめなのが、「FaceRig」というアプリ。もともとVTuberができるアプリとしてリリースされているものです。
「FaceRig」の面白いところは、「iVCam」と同じように、VTuber化した自分の映像を、仮想Webカメラからの映像として入力できるという点です。こんな仕組み。
なので、あとは「Zoom」や「Teams」のカメラの切り替えで、[FaceRig Virtual Camera]を選べばOKです。やってみたい方はこちらを参考にしてみてください。
「FaceRig」では背景を色々選べますが、背景をグリーンバックにしておいて、「Zoom」の仮想背景を使うときに[グリーンバック]を選ぶと、背景をきれいに差し替えてくれますよ。
にゃんとも: にゃんこの参加はあり?なし?
以前はよく、オンライン会議中にネコが写る時がありました。そういうときって自分は気が付かないんですよね? ただ参加者がなんか反応しているから聞いてみると“ネコがwww”っていう感じで。
今は、背景差し替えでネコが写ることもなくなりましたが、やっぱり会議にネコは必要ですよね?