高橋忍のにゃんともWindows
Windows 10の標準機能だけで今日からYouTuberになれるか? ~動画撮影編~
2020年12月7日 15:56
今年は、ほぼ全てのイベントやコミュニティ活動がオンラインになっています。徐々にオフラインイベントも増えていますが、今後オンラインイベントやオンラインで情報公開は当たり前になるでしょうね。
だったら自分で好きなときに好きなことを話して公開してしまおう、ということで今日からYouTubeデビューしてみましょう。
カメラの前で話して録画
特に難しいことはありません。Webカメラが付いたWindows PCがあればOK。録画も標準の「カメラ」アプリだけで十分です。
カメラアプリは静止画と動画を記録することができます。ラップトップパソコンには大概画面の上にWebカメラが付いているのでそちらを使うことができるのです。Surfaceなどはユーザー側と外側と2つのカメラがあります。その場合は右上の切り替えボタンで切り替えましょう。
そのままだと静止画撮影になってしまうので、録画するときは右側のビデオ型アイコンを押して動画撮影モードに切り替えます。
基本的にこれだけで設定はOKですが、Webカメラの性能が良ければこだわりの設定をすることができます。左上の歯車型アイコンを押すと各種設定が表示されます。
[ビデオの画質]プルダウンリストでは可能であれば1080pを、なければ720pを選びましょう。そしてもし[ビデオの画質]プルダウンリストに60fpsの設定があれば60fpsを選びます。(下のちらつき制限の設定ではありません!)
通常、動画撮影の場合は30fps、つまり1秒間に30コマの撮影をしますが、トップYoutuberの動画の多くは60fpsで撮影されています。60fpsになると画像が非常になめらかになります。すごくきれいに見えるんです。画質がきれいなのは大事なので設定できる場合は60fpsを選びましょう。
まずは3分の動画の原稿を作る
“好きなことを話してみましょう”と言ってもいきなりチャレンジして話すのは難しいです。短い動画だからこそ、あらかじめちゃんと始まりから結びまでストーリーを作ることが大事です。
なので、まずはカンニングペーパーを作りましょう。「OneNote」を立ち上げてプレゼンメモを作ります。「OneNote」って1つ項目を書いて[Tab]キーを押すと表を作ってくれるので、こういうときはホントに便利なのです。右に項目を増やすときは[Tab]キーを、次の行を作るなら[Ctrl]+[Enter]キーを押せば簡単に表を作れます。
今回は自分の好きなものを人に勧めるというシチュエーションで話してみます。ということでまずは4つの項目(まさに起承転結)についてメモしてみましょう。
これで上手く話せる人はいいですが、まずはこれに沿って原稿を書いていきましょう。慣れていてもはじめは書いてみたほうがいいです。
ほとんど中身が一緒で話し言葉にしただけですが、はじめはこれでOKです。個々に肉付けしていきましょう。どういう点に肉を付けていくのか?
- 突然話を持ち出す前に一旦視聴者に聞いてみる。
- 次の話に移る前に一言入れる
- 意味を知らない人がいそうな言葉はちゃんと説明する
- 商品を選んだ場合はちょっと補足する(新しい、名作、おすすめ、お買い得等々)
- 紹介したいポイントは具体例を入れて細かく説明
- 2つか3つの項目で説明するとBetter
- まとめの前に、視聴者に問いかける
こんな感じです。
リハしてみよう
これをまず話してみましょう。声を出せない場合は頭の中で話します。ゆっくり話してみましょう。そのときに「アラーム & クロック」を立ち上げてストップウォッチで時間を計ります。
句読点のところでは頭の中で“ワン・ツー”と入れるくらい間を作ったほうがいいです。そんな感じで話すと上の原稿を読むのにたぶん90秒以上かかると思います。それより短い人は早口すぎです。話しづらいところは原稿を修正していきましょう。
原稿を増やしてもいいですが絶対に3分は超えないようにまとめて下さい。たくさん話すよりも短くまとめるほうが大事で、動画も短くまとめることが初めは求められます。話に味があるならば伸びてもいいのですが、それは視聴数が伸びてから。
いよいよ本番撮影
さて、あとはカメラアプリで本番撮影です。カメラの近くに原稿を置いて話します。こうするとカメラ目線で話せるようになります。
[録画]ボタンを押して、深呼吸したら話し始めます。人と話すときのように、挨拶では会釈をして、必要があれば身振り手振りも入れてみます。
撮影された動画は“ビデオ”フォルダーではなく、“ピクチャ”フォルダーの下の“カメラロール”フォルダーに格納されています。