残業を減らす!Officeテクニック
Excelでのファイルリスト作成で[F2]キーを使うのは不毛! 一気にファイル名を取得する方法
1つずつコピペするより圧倒的な効率! サブフォルダーに対応するテクニックも
2022年8月15日 06:55
「フォルダー内のファイル名をExcelでリスト化しておいて」といった指示を受けたことがありませんか? [F2]キーでファイル名を編集状態にしてコピー&ペーストを繰り返した人もいるのではないでしょうか。単純作業ですが不毛ですよね。
実はこの作業、Windowsの標準機能を使うと一瞬で完了します。ファイルをすべて選択しておき、[パスのコピー]コマンドを使えばいいのです。あとはExcelのシートに貼り付けるだけ。
では、サブフォルダーも含めてリスト化したいときは? この解決法も含めて、今回はフォルダー名やファイル名をまとめてリスト化する方法を紹介します。
単一のフォルダーに含まれるフォルダー名やファイル名をリスト化する
操作は前述の通りファイルを全選択し、「[Shift]キーを押しながら」右クリックメニューを表示します。普通に右クリックした場合との違いを確認してみましょう。
[パスのコピー]を選択することで、パス名を含めたファイル名をコピーできます。クリップボードの中身をExcelに貼り付けて、パスの部分を置換処理で削除します。
[パスのコピー]を実行する前に、ファイル名のリストを作る前に拡張子を表示しておきましょう。また、標準の状態ではフォルダー内はファイル名の昇順で並べ替えられています。ファイルの種類ごとに並べ替えてリスト化したい時は、あらかじめフォルダーを[種類]で並べ替えておきます。
サブフォルダーも含めてリスト化する
サブフォルダーも含めてファイル名をリスト化する場合は、検索の機能を利用します。すべてのファイルを表す「*」で該当のフォルダーを検索すると、そのフォルダー以下のフォルダーとファイルがすべてヒットします。ファイルの数により検索に時間がかかることがあります。完了するまで待ちましょう。
[Ctrl]+[A]キーを押して、検索結果をすべて選択。[Shift]キーを押しながら右クリックして[パスのコピー]から貼り付けの操作は先ほどと同じです。
パス名は「¥」で区切られていることを利用して、パス名とフォルダー名を別々のセルに分割してサブフォルダーを判別します。別々のセルに分割するには[区切り位置指定ウィザード]を利用します。
共通するディレクトリを削除して、体裁を整えればリストの完成です。ここでは、E列からH列を新規のテーブルにまとめて並べ替えています。
サブフォルダーも含めたリスト作成はひと工夫が必要ですが、1つ1つの操作は簡単です。手作業でのコピー&ペーストより圧倒的な時間の節約になりますよ。