残業を減らす!Officeテクニック
複数のソースからコピペした文章をWordのCopilotで“同じトーン”に整えるコツ
2025年11月25日 06:55
過去のデータを流用しつつ、インターネット上にある情報を集めて資料をまとめる──。実務でよくある作業ですよね。しかし、いろいろなソースから集めた文章を並べても、そのままでは使えません。
「ですます調」と「である調」の文体を統一して、読みやすいように整えるだけでも一苦労です。最初から入力したほうが楽だったかもしれないと考える人もいるでしょう。
そこで活用したいのが、WordのCopilotです。文書全体を読み込んで、文体だけでなく読みやすく整えてくれるので、資料作成の品質とスピードを同時に引き上げられます。今回は、Word内でCopilotをうまく使っていくステップを紹介します。
選択範囲の文体を整える
提案書や報告書などを作成する際、自治体や政府がインターネットで公開している情報を追加する場面は少なくありません。そのような情報は「である調」が多く、「ですます調」の過去のデータと組み合わせれば混在してしまいます。
数カ所だから読みながら修正すれば良いと考えるかもしれませんが、確認したつもりでも見落としてしまうものです。
文書全体をまとめて統一することもできますが、直してほしくない箇所の修正案もあるので、段階的に処理するほうが確実です。Copilotはリボンのボタンをクリックするほか、[Alt]+[I]キーで、プロンプトを入力するウィンドウを表示できます。ここでは、以下のように指示しました。
文書全体を「ですます調」に統一してください。主旨は変えずに、事実関係はそのまま残してください。
他の箇所も同様に処理していくだけです。言い回しなどは、文章の置き換え後に都度調整しましょう。文書全体をまとめて書き換えないほうがスムーズに作業できるはずです。
文章のつながりを調整する
文体を統一しただけでは、文章の流れにぎこちなさが残ることがあります。もう一段階ブラッシュアップしてみましょう。ある程度まとまったブロックを選択して、提案書として魅力的になるように指示します。また、完成物として仕上げていくので、修正箇所をまとめるプロンプトとしました。
サービス名や専門用語、数値は維持したまま、読みやすく簡潔に整えてください。魅力的な提案書になるように整えてください。修正した箇所をまとめて提示してください。
Copilotにひと言依頼するだけで、文章の印象が変わると思いませんか? Word文書に直接書き込んでもらえるのも、他のAIツールとは一線を画します。ぜひ活用してください。






















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