ロボと一緒に農場運営！作物収穫アクションゲーム「収穫機道ろぼふぁーむ」

　『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームの中から、編集部がピックアップした作品を毎週紹介していく。今回は、ゲーム制作ツール「WOLF RPGエディター」で制作された作品のコンテスト“第8回 WOLF RPGエディターコンテスト”の総合順位第1位を獲得した作品「収穫機道ろぼふぁーむ」を紹介しよう。

　本作はシンプルな操作で楽しめる、ワンプレイ1～2時間程度のアクションゲームとなっているが、本筋となる“ストーリー”モードのほかに、他のプレイヤーとのスコアを比較することができる“全国区”モードの存在も。そのためカジュアルに遊べてやりこみもできる作品となっている。さっそく紹介しよう。

“農業ロボ”と一緒に祖父の農場を復活させよう！

　本作の主人公は、田舎にやってきた青年“緑川タケル”。祖父から受け継いだ農場に訪れると、そこには“農場ロボ”の姿が。ロボとともに農場を再開し、共に運営していくことになる。運営をしていく中で知る“農場コンテスト”の存在や、幼馴染でありライバルでもある“相澤ショウ”。タケルはオンボロのロボとともに、はたして農場コンテストで1位を取ることができるか？

かつて閉鎖された祖父の農場へとやってきたタケル

農場には謎のロボットが……

　本作のゲームシステムは、基本的に“収穫”と“ロボの強化”の2つだ。これらの要素をいかに効率化し、より高い売上を達成するにはどうすればいいか？ということを考える過程が面白い作品となっている。まずは収穫から紹介しよう。

　収穫について、タケルが祖父から受け継いだ農場は当初なにも存在しないが、ロボが水やりを行って作物を育て、そして収穫することで、お金を稼ぐことができる。売上を増やすことで農場コンテストの順位も上がるので、より多くの作物を収穫してコンテスト1位を目指すことが目的だ。

　収穫モードでは、ロボの電力が尽きるまでが制限時間となる。まず農場に水やりを行うと、自動的に作物が育っていく。作物は水を与えないほか、与えすぎても枯れてしまう。常に農場全体を見て、作物をベストな状態に保つことが重要なのだ。農場で育てることができる作物は、後述するショップを利用して増やすことができる。

農場ロボに録音された祖父のメッセージがたびたびヒントを与えてくれる

画面左下の電力ゲージが切れるまで、収穫を行おう！

農場の拡張やロボの強化でコンテスト1位を目指せ！

　次にロボの強化だ。タケルは作物の収穫を行うことができず、ロボに任せることになる。ロボは当初、移動速度や収穫速度も遅いが、ショップでパーツを購入することによってさまざまな強化をすることができる。

　パーツには腕パーツや足パーツがあり、それぞれ特殊な能力も持っている。たとえば“ワイドアーム”は、ロボの前方横3マス分の野菜を一気に収穫することができる。これにより収穫速度を上げることができるのだ。ほかにも、収穫時の制限時間を伸ばす“予備電源”など、特殊な効果を発揮する補助パーツも存在。最適な組み合わせを考えて、収穫を効率化するにはどうするかを模索する楽しみがあるのだ。

農場ロボは一見オンボロに見えるが、性能は凄まじいものだという

さまざまなパーツを組み合わせて、収穫を効率化しよう！

　またショップでは、ロボの強化のほかに作物の種の購入などを行うことができる。作物にはさまざまなものが存在し、成長のスピードや売値などがそれぞれ異なっている。自分の収穫スタイルに合わせた種をチョイスしよう。

　ゲームを進めると農場の規模の拡大も行うことができる。農場はエリアごとに育てる作物を設定するため、農場の拡大を行うことで、一度に育てられる作物の数を増やすだけでなく、複数の作物を育てることができるようになる。ぜひとも活用したいところだ。

農場を拡大するごとに、さまざまな作物を同時に育てられるようになる

作物ごとの特徴を把握しつつ、育てるものを選ぼう

ゲーム中にはさまざまなイベントも存在

　ゲームを進めるごとに、さまざまなイベントも発生する。ライバルである相澤ショウとの出会いももちろんのこと、ときにはプレイヤーになにかしらの選択を迫るようなものも。どんなイベントがあるのかは、プレイして体験して頂きたい。

タケルのライバルである相澤ショウ

ロボのパーツや作物の種を売ってくれるパーツ屋おじさん

クリア後には全国のプレイヤーとスコアを競える！

　ストーリーモードはワンプレイ1～2時間ほどとなっており、初回プレイでコンテストに優勝できなくとも再チャレンジしやすくなっている。またストーリーモードで農業コンテストに優勝することで選べる“全国区”モードでは、他のプレイヤーのゲームクリア時のスコアをオンラインで取得することにより、他のプレイヤーとスコアを比べることができる。猛者に挑戦してみるのもいいだろう。

　シンプルな操作でカジュアルに楽しめるアクションながら、やりこめる要素もある本作。ぜひ遊んでみてはいかがだろうか。