人気ソフトはここがすごい!
覚えづらいけど重要なID・パスワードは、「ID Manager」で安全かつ効率よく管理
複数サービスのID・パスワードをまとめて管理しよう。パスワード生成ツールも便利
2017年1月10日 12:03
『人気ソフトはここがすごい!』では、窓の杜ライブラリの収録ソフトから、窓の杜スタッフが定番ソフトをピックアップ。活用ポイントを踏まえつつ紹介します。
一般的な登録制のWebサービスは、メールアドレスやアカウント名などのID、そしてパスワードをセットで利用することでサインインできます。利用するWebサービスが1つ2つ程度なら、ID・パスワードを頭の中で記憶しておくのは難しくありませんが、いくつものサービスを使い分ける現代では難易度が跳ね上がります。
さらに定期的にパスワードの変更を求められたり、パスワードの文字数や使用する文字の種類なども指定されたりすることもあるため、すべてを記憶するのは厳しいでしょう。かと言って、紙に記録するのは紛失のおそれがありますし、Webブラウザーに記憶させておくのも第三者が簡単に悪用できそうで不安に感じるかもしれません。なかなか扱いに困るID・パスワード情報ですが、「ID Manager」を使えば、安全かつ効率よくこれらサインインに関する情報を管理できるようになります。
「ID Manager」は、Webサービスごとに登録したIDとパスワード、WebサイトのURL、メールアドレスなどを入力・保存できるソフトです。サインイン情報にはタイトルを付けて管理できるうえ、フォルダー別に分けて保存も可能。用途別のフォルダーを作ってサインイン情報をしまっておくなどして、整理すると効率良く情報を管理しやすいでしょう。
また、登録したテキスト情報の左側にあるアイコンをクリックすると、そのテキストをWebサイト上などにペーストできます。WebサービスのサインインフォームにIDとパスワードの入力欄が並んで設置されていれば、ID→[TAB]キー→パスワードを一度に入力してくれる“一括貼り付け”機能を使うことで、オートコンプリートのように入力を即座に終わらせることも可能。
さらに、パスワードの安全性をより確保したい時や、定期的なパスワード変更を求められた時には、“ツール”メニューから起動できるパスワード自動生成機能が便利です。英字の大文字・小文字、数字、記号の種類と文字数を指定すると、ランダムな文字列を生成してくれます。Webサービスの指定する条件に合わせつつ、複雑なパスワードを作成すれば、今まで以上に安全なID・パスワードの運用が可能になります。