週刊VRウォッチ

外部センサーなしでHTC Vive並の高精度なVRが実現か

 先週はインサイドアウト方式のセンサーやVR用コントローラー、Windows MR ヘッドセットの値下げといったハードウェア関連のニュースや、ARヘッドセットを開発するMagic Leap社の資金調達などが報じられました。

 この中で注目したいのは、インサイドアウト方式のセンサーに関するニュースです。VRデバイスの位置トラッキング用センサーには、インサイドアウト方式とアウトサイドイン方式があります。Oculus RiftやHTC Vive、PlayStation VRなどのように、センサーが独立しており、外部設置が必要なものはアウトサイドイン方式と呼ばれています。これに対しWindows MRヘッドセットでは、センサーがヘッドセットに組み込まれているインサイドアウト方式が用いられています。

 報じられたニュースは、インサイドアウト方式で高精度のトラッキングを実現する技術デモに関するものです。インサイドアウト方式は、センサーをヘッドセットとは別に設置する手間がないため、アウトサイドイン方式に比べて、より手軽にVRヘッドセットを使うことができます。「手軽に使えて高性能」、そんなヘッドセットを目指した開発が着々と進んでいることを実感できるニュースでした。

  • 外部センサーなしでVive並の高精度なVRが実現か
  • 伸縮するコントローラーでモノの重量や感触を再現
  • 米国でのWindowsMRヘッドセットの値下げ続く
  • Magic Leap、欧州の大手メディアから新たに資金調達

Think ITの『週刊VRウォッチ』2018年2月19日版で続きを読む