週刊VRウォッチ

スマホでモーションキャプチャを実現する技術 フェイスブックが開発中

 今週はVive Focusの発売や、Oculus Goのリーク画像など、一体型ヘッドセットに関する話題が多く報じられました。スマートフォンやPCを必要とせず、それ単体で動作する一体型ヘッドセットは、VRの一般普及には欠かせない要素です。

 その一方で、フェイスブックが開発中のスマホでモーションキャプチャを行える技術にも注目する必要があるでしょう。

 昨今話題となっている「バーチャルYoutuber」も、モーションキャプチャ技術を使用しています。しかし市販されている安価なウェブカメラなどでは、表情のキャプチャが課題になります。また全身のモーションを得るには、Viveトラッカーや専用のモーションキャプチャ装置を用いるなど、少し手間が必要となります。

 フェイスブックが開発中の、スマホでモーションキャプチャが行える技術が実用化された暁には、自分の身体の動きをより緻密にバーチャル空間のキャラクターに反映させることができます。現在よりも広い層にこうした技術が普及すれば、さらに新しい発想が出てくるかもしれません。モーションキャプチャがより手軽に行えるようになったら、どのようなことが起こるか、そんな期待が感じられるニュースでした。

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Think ITの『週刊VRウォッチ』2018年2月5日版で続きを読む