週刊VRウォッチ

アップルとグーグル、二大企業によるARの展開進む

 6月最終週も数多くのVR/AR関連ニュースが報じられました。VRについてはVRヘッドセットのOculus RiftやOculus Goのビジネス向けライセンス販売が国内でも開始されたことが報じられており、今後商業施設などでの利用が進むものと推測されます。

 しかし、現在最も注目が集まっているのはむしろARの方です。アップルはiOS向けARフレームワーク「ARKit」の新バージョン「ARKit 2.0」の正式リリースを控えています。現在開発者向けのベータ版を公開しており、世界中の開発者からARKit 2.0を利用した画期的なアプリのアイディアが日々寄せられているようです。

 一方、Android向けのARフレームワーク「ARCore」を持つグーグルも、水面下で着々とARに関する計画を進めているようです。アップルが公式に「ARを利用した計測用メジャーアプリをリリースする」ことを発表した直後、グーグルは「Measure」と名付けられたAR計測用メジャーアプリをリリースしています。これが意図的なものかどうかは不明ですが、アップルとグーグルによるARをめぐる競争は続きそうです。

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Think ITの『週刊VRウォッチ』2018年7月2日版で続きを読む