いまさら聞けない?Windows 10のTips

第45回

何が許可されて何が禁止されてるの? ファイアウォールの設定を見てみよう!

Windows 10標準搭載の「Windowsファイア ウォール」

 度重なるアップデートによって、次第に使いやすさを向上させつつある「Windows 10」。普段、何気なく使っているかもしれないが、いつのまにか追加された新機能や知らずに過ごしていた便利な機能、隠れた機能なども存在する。本連載では、そんな知っておくと便利なWindows 10のTipsを紹介する。

Windows 10標準搭載の「Windowsファイア ウォール」

 Windows 10には、セキュリティ機能としてファイアウォール機能が標準で搭載されています。

 ファイアウォールは、簡単に説明すると、外部との通信をチェックして、その通過の可否を判断する機能です。標準ですべて通過させ必要なものだけ禁止するブラックリスト方式と、標準ですべての通信を禁止し必要なものだけを通過させるホワイトリスト方式の2種類がありますが、Windows 10のファイアウォールは後者となります。

 では、実際に自分のパソコンでどのような通信が許可されているのでしょうか? それを確認するには、「Windowsファイア ウォール」の詳細設定画面を利用します。

「設定」の[ネットワークとインターネット]で[状態]の画面下にある[Windowsファイア ウォール]をクリック。「Windowsファイア ウォール」の設定画面が表示されたら、左側の一覧から[詳細設定]をクリックすると設定を確認できる。[受信の規則]や[送信の規則]で項目をダブルクリックすると、具体的な設定を確認できる

 「Windowsファイア ウォール」の設定は、[受信の規則]と[送信の規則]に分けられています。受信はインターネットなどの外部からパソコン宛に送られる通信、送信は自分のパソコンから外部宛に送られる通信です。

 それぞれの項目を確認すると、「iTunes」など見慣れた項目があることに気が付くでしょう。アプリのインストール時に「Windowsファイア ウォール」の通信を許可することを求める画面が表示されることがありますが、ここで許可したものが自動的に一覧に追加されてます(アプリによっては自動的に追加されている場合もある)。

 もちろん、右側の操作メニューから[新しい規則]をクリックすることで、自分でアプリや通信設定(ポート)などを指定して、通信を許可することも可能です。ゲームなど一部のアプリで通信対戦ができない場合などは、ファイアウォールで通信が許可されているかどうかを確認し、必要に応じて自分で許可する規則を追加するといいでしょう。