いまさら聞けないWindows 10のTips
第195回ランサムウェア対策に効果あり! コントロールされたフォルダーアクセス
2017年12月8日 06:10
Windowsの標準機能でランサムウェア対策をする方法
一時期ほどの猛威はなくなりましたが、勝手にデータを暗号化したりPCを使用不能にして身代金を要求するランサムウェアの脅威は、依然として国内外で大きなものとなっています。
そんなランサムウェア対策として、大きな効果が期待できるとされているのが、Windows 10の「Fall Creators Update」以降に搭載されている“コントロールされたフォルダー アクセス”という機能です。
この機能を有効にすると、あらかじめ設定したフォルダー(ドキュメントなど)に対して、許可したアプリしか書き込みを実行できなくすることができます。
これにより、もしもランサムウェアがパソコンに侵入しても、許可されたアプリに登録されていないため、ドキュメントなどのデータを勝手に暗号化することができなくなるわけです。
ただし、この機能を有効にすると、正規のアプリであっても、登録されていない限りは書き込みが禁止されるので、使い勝手は大幅に低下します。普段、使っているアプリをきちんと登録しないと、あらゆるシーンでアクセスが禁止されたというメッセージが表示されるので困ることになります。
禁止される度に、根気よく、アプリを登録していく作業が必要でしょう。