やじうまの杜

基本無料の「マジック:ザ・ギャザリング アリーナ」が日本語化されたので遊んでみました

元祖トレーディングカードゲーム「MTG」をWindowsで手軽にオンライン対戦

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「マジック:ザ・ギャザリング アリーナ」の日本公式Webサイト

 あの“マジック:ザ・ギャザリング”(以下“MTG”)を基本無料で遊べるPCゲーム「マジック:ザ・ギャザリング アリーナ」(以下「MTGアリーナ」)がオープンベータになったという情報を、昨年9月末にSNSで入手しました。アナログゲーム好きな筆者は、手を出さない訳にはいきません。即インストールして20年ぶりに“MTG”をプレイしています。その時は英語版のみしかありませんでしたが、15日にとうとう日本語化されました。

 「MTGアリーナ」は、トレーディングカードゲームの祖である“MTG”をWindowsパソコン向けのオンライン版に移植したデシタルカードゲームです。

デッキ編集画面

 ゲームシステムは、「ハースストーン」や「シャドウバース」などを遊んだことがあれば問題なく遊べる作りになっています。若干異なるポイントもありますが、チュートリアルをプレイすればすんなり理解できるでしょう。

 「MTGアリーナ」を遊んでみて気に入ったのは、カードを集めやすいことです。まず、チュートリアルをプレイし終わると5種類のデッキが無料でもらえる上、遊び続けることで、さらに10種類のデッキが無料でもらえるのです。始めたばかりの頃は、これらのデッキをそのまま使って対戦しつつ、少しずつ手を加えていくだけでも楽しめます。

 さらに、デイリークエストやウィークリークエストをこなすことでカードやゲーム内通貨“ゴールド”が手に入ります。時々もらえる“ワイルドカード”というカードは同じ希少度の好きなカードと交換できるため、アナログの“MTG”では手に入れづらい希少度が高く人気のあるカードも比較的楽に入手できるのがうれしいところです。

クエストの例
“アンコモン”の“ワイルドカード”。これを使えば同じ希少度“アンコモン”の好きなカードと交換できる

 また、ルールに頭を悩ませたりルールに関するミスを恐れる必要がないのも助かります。“MTG”は、カードによっては複雑な効果を持っていることがあり、遊びなれていないと適用ミスをしてしまうこともありますが、「MTGアリーナ」はPCゲームなのでその心配はありません。

 さらに、プレイモードもバラエティーに富んでいます。単純に1勝を目指すモードや3戦中先に2勝することを目指すモードのほか、デッキに入れられるカードが制限されたモードなどが用意されています。特殊なモードは参加費としてゲーム内通貨“ゴールド”や課金アイテム“ジェム”が必要な場合が多いですが、その分勝った際にもらえるカードなどが多く、元を取るどころかプラスにすることも夢ではありません。

エキスパンション・セット『ラヴニカの献身』を使ったプレイモード“マッチ・ドラフト”。5勝できればリータンが大きい

 日本語化された最新版をさっそく遊んでみたのですが、UIやカードが日本語化されていると格段に遊びやすくなりますね。いままでなんとなく把握していたカードの内容もきっちり把握できるので、持っているカードを一通り見直してデッキに手を加えることができそうです。また、対戦相手に見たことがないカードを使われても、何をされたのか理解するのがとても楽になりました。

 ということで対戦してみました。使ったのは赤白で相手のクリーチャーを除去しつつ“神聖な訪問”絡みで大きめのクリーチャーを呼び出す展開が遅めのコンボデッキです。

さて対戦開始!
土地カードが3枚あるのでマリガン(初期手札の引き直し)はしません
相手は青白のコントロールのようで序盤は動きなし。“ウルザの後継、カーン”はきっちりカウンターされました
“神聖な訪問”もカウンターされました
軽いクリーチャーを出すことに成功したものの、相手はモリモリ回復していきます。そして相手はクリーチャーを出さないので手札で腐る除去のためのカードたち
と手詰まり感があるところで、相手がどんどんドローをした上で“ドミナリアの英雄、テフェリー”という強いカードを出したので投了しました。残念

 結局、筆者はいいところなく敗戦……。

 「MTGアリーナ」はeスポーツ化することも発表されていますので、腕に覚えのある方はチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。