やじうまの杜

“はやぶさ2”の現在の様子を「Hayabusa2 Trajectory Viewer」で眺めてみた

事前発表のデータをもとに“はやぶさ2”の現状をリアルな3Dで表示

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「Hayabusa2 Trajectory Viewer」

 独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機“はやぶさ2”が、小惑星“リュウグウ”へのタッチダウンに向けて降下を始めました。当初は予定した時刻に降下が開始されず心配しましたが、5時間遅れで降下が開始され、予定通りの時刻にタッチダウンできるようです。

 以前紹介した「はや2NOW」でも、光学航法カメラから見た“リュウグウ”の位置や大きさを略図で表示する“航法カメラ略図”で、“リュウグウ”を表す点が徐々に大きくなってきています。

「はや2NOW」の“航法カメラ略図”

 でも、「はや2NOW」の“航法カメラ略図”はあくまでも略図。若干、臨場感が足りない気がします。でも、自然科学書編集者でサイエンスライターの柏井勇魚氏が製作した「Hayabusa2 Trajectory Viewer」を使えば、“はやぶさ2”の現在の状況を、事前発表のデータをもとにリアルな3Dで表示できるんです。柏井勇魚氏のツイートによると、降下開始の遅れも反映されているようです。

 「Hayabusa2 Trajectory Viewer」では、宇宙空間で“リュウグウ”に向かって進む“はやぶさ2”の様子をさまざまな角度から眺められます。また、“はやぶさ2”を中心とした視点のほか、“リュウグウ”を中心とした視点や“リュウグウ”上のタッチダウン予定地からの視点に切り替えることも可能です。

“リュウグウ”を中心とした視点
タッチダウン予定地からの視点

 太陽を背に“リュウグウ”へと向かう“はやぶさ2”の姿を見ながらミッションの成功を祈りましょう!