やじうまの杜

PC・スマホ間でリンクを簡単共有 ~「Google Chrome」のビルトイン機能が便利

[リンクをデバイスに送信][お使いのデバイスに送信]コマンドを使いこなそう

 “やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。

「Google Chrome」のURL送信機能[リンクをデバイスに送信]

 昨日、「Google Chrome」と次期「Microsoft Edge」にQRコードでURLを受け渡しできる機能が搭載されることを紹介しましたが、現行の「Google Chrome」には別のURL送信機能[リンクをデバイスに送信]がすでに搭載されています。今年9月に正式リリースされた「Chrome 77」からロールアウトされているようで、知らないうちに変な機能が追加されていたと驚いた人も少なくないのではないでしょうか。

 この[リンクをデバイスに送信]機能を利用するには、“Google アカウント”で「Chrome」にログインしておく必要があります。PC、iOS、Androidなどで相互利用できるので、個別に使い方を紹介しましょう。

PCの場合

 アドレスバーをアクティブにすると、右端に[お使いのデバイスに送信]ボタンが表示されます。これをクリックすると、送信可能なデバイスがリストアップされるので、送り先のデバイスを選択すれば送信は完了です。「Chrome」がインストールされており、同じ“Google アカウント”でログインしていれば、OSを問わず送信できます。

「Google Chrome」のURL送信機能[リンクをデバイスに送信]

 また、リンクの右クリックメニューから[リンクをデバイスに送信](送信先のデバイスが1つしかない場合は、[(端末名)にリンクを送信])コマンドを利用しても、同様にURLの送信が可能です。

リンクの右クリックメニューからも送信可能

 受信の際は、トーストでURLが通知されます。これをクリックすると、他のデバイスから「Chrome」で送られてきたリンクをPCの「Chrome」で開くことができます。

デスクトップ通知でリンクを受信

iOSの場合

 iOS版「Chrome」の場合は、アドレスバー右端の[共有]アイコンをタップ。画面下からパネルが現れるので、[お使いのデバイスに送信]コマンドを選択します。すると、送信可能なデバイスが一覧表示されるので、送り先のデバイスを選択しましょう。

iOS版「Chrome」からリンクを送信

 iOS版「Chrome」でリンクを受け取ると、「Chrome」の画面下部に[タブが共有されました]というバナーが現れます。[開く]ボタンを押すと、他のデバイスから送ったリンクを「Chrome」で開けます。

リンクを受け取ると、「Chrome」の画面下部に[タブが共有されました]というバナーが現れる

 編集部の環境では、残念ながらiOSからの通知はありませんでした。手動で「Chrome」を開いて、受信バナーを確認しなければいけないのが少し面倒ですね。

Androidの場合

 Android版「Chrome」からリンクを送信するには、画面右上にあるメニュー(点が縦に3つ並んだアイコン)を開いて、[共有]パネルにアクセスします。このパネルにはコマンドアイコンがたくさん格納されていると思いますが、そのなかから「Chrome」の[お使いのデバイスに送信]コマンドを探し、実行すると、送信先デバイスを選択できるようになります。

Android版「Chrome」からリンクを送信

 他のデバイスからリンクを送った場合は、OSによる通知があります。通知を開けば、受信したリンクを「Chrome」で開けるので楽ちんです。

他のデバイスからリンクが送られると、OSに通知