やじうまの杜
有志が国内のITカンファレンス・勉強会の開催状況をまとめた“Google スプレッドシート”が便利
中止・延期が相次ぐなか、オンライン開催へ切り替える動きも
2020年3月2日 06:45
“やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
新型コロナウイルス(COVID-19、SARS-CoV2)の流行拡大を防止するため、各種行事を縮小・中止したり、施設を閉鎖する動きが広まっています。週末などに各地で開催されているITカンファレンス・勉強会もその例外ではなく、中止や延期を決めるところが出てきています。それぞれでどのような対策が取られているのかは、当該イベントの運営に直接問い合わせるのがよいですが、全体的な動向を確認したい場合は、有志が“Google スプレッドシート”で行っているまとめ“コロナウイルスに関する国内テックカンファレンスの開催状況 2020 年版”が役に立ちます。
さすがITに携わっている人たちだけに、行動がすばやいですね。
- 参加するつもりだったイベントが中止になってしまったので、代わりを探したい
- イベントを主催しているが、実施するかどうか迷っている。他の勉強会がどうしているのか、参考にしたい
といった人には役立ちそうです(かくいう筆者も、毎年とある勉強会の開催に関わっているのですが、落ち着くまでは開催を延期しようかと考えています)。
このスプレッドシートは、1枚目のシートが“カンファレンス一覧”、2枚目が“参考:小規模勉強会一覧”、3枚目が“参考:一般イベント”となっており、上部のタブで切り替えられるようになっています。4枚目のシートにはスプレッドシートを利用するうえでの注意点が書かれているので、操作になれていない人は先に目を通しておくとよいでしょう。
ちなみに、カンファレンスや勉強会の主催者(または情報を寄せてくれる有志)であれば編集画面から情報を追加することもできます。
各イベントが行っている対応としては、やはり“中止”が目立ちます。“延期”や規模の“縮小”を選んだところもあるようです。ちょっと面白いのは“オンライン開催”を選ぶイベントが少なくないこと。技術的に社会問題を解消しようと積極的に取り組むところは、IT系ならでは。面目躍如といったところでしょうか。イベントのオンライン開催についてはノウハウがない運営も少なからずあろうかと思いますが、これに関してもガイドラインをまとめてくれている人がいるので参考にするとよいでしょう。
また、企業がオンラインイベントを支援する動きもあるので、そちらもチェックしてみるべきかもしれません。