やじうまの杜

「Windows Media Player」がFLAC/ALACに対応していたって知ってました?

再生だけでなく、エンコードもサポート

 “やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。

「Windows Media Player」

 「Windows Media Player」と聞いて“あー、そんなものあったなぁ”と懐かしむ方、多いんじゃないでしょうか? 最近はストリーミングサービスが主流となっているうえ、Windowsにはたくさんの優秀な音楽プレイヤーアプリが存在するため、忘れてしまいがちですが、Windows 10にも「Windows Media Player」は標準搭載されています。

 今となってはだいぶ古めかしいデザインですが、初期状態で既定のアプリとなっている「Groove ミュージック」よりかは高機能なんです。でも、機能的にWindows 7時代から変わっていないアプリをあえて使う必要はない、と思うでしょ。私は思っていました。

 ところが、Windows 10になって地味に重要な進化を遂げていたことを、先日教えてもらいました。実はFLAC/ALACのロスレス圧縮に対応していたんです! しかも再生だけでなく、エンコードもサポートしています。

FLAC/ALACのロスレス圧縮に対応

 FLAC/ALAC形式でのエンコードを利用するには、CDをドライブで読み込むと表示される画面で上部にある[取り込みの設定]ボタンを押し[形式]サブメニューから[FLAC (ロスレス)]または[ALAC (ロスレス)]を選べばOKです。[ツール]メニューから[オプション]ダイアログを表示し、[音楽の取り込み]タブから設定しても買いまいません。

[オプション]ダイアログの[音楽の取り込み]タブからも設定可能

 旧バージョンの「Windows Media Player」も一応Windows Media Audio Lossless(WMA Lossless)というロスレス圧縮形式に対応していましたが、普及はいまいちなので使う気になれませんでしたが、FLAC/ALACに対応しているならCDのリッピングに別途アプリを入れなくても済みそうです。……再生には別のアプリを使いますが。