やじうまの杜

気象庁公式の天気予報API(?)が発見 ~Twitterの開発者界隈に喜びの声が満ちる

利用の際はいろいろ注意しましょう

 “やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。

気象庁公式の天気予報API(?)のレスポンスを「Visual Studio Code」で整形表示した様子(右クリックメニューから可能)

 気象庁公式の天気予報API(?)が発見され、感涙にむせぶ声が“Twitter”で話題になっています。これでわざわざスクレイピング(Webページを取得・正規表現などで解析してデータを抽出すること)しなくても天気予報データをアプリに組み込めるかも?

 とはいえこのAPI、“第三者が勝手に使ってよいものなのか?”という点は気になりますよね。編集部にて問い合わせをしてみましたが、執筆時現在、お返事はいただけておらず、よくわからないというのが実情です。

 しかし、気象庁の中の人のツイートによると“仕様の継続性や運用状況のお知らせを気象庁はお約束していないという意味で、APIではないと申し上げざるを得ないのですが、一方で政府標準利用規約に準拠してご利用いただけます”とのこと。突然仕様が変更されたり、提供が中断・中止されても文句は言えませんが、基本的なルールに従う限りで自由に使ってよさそうです。

 ちなみに、“政府標準利用規約”で要求されていることはだいたいこんな感じのことです。実際に利用する際は“気象庁のWebページなども参照しながら、違反のないようお願いします。

  • 出典の記載。編集・加工の際はそれを明記し、国が行ったかのような見せ方をしないこと
  • 第三者の権利を侵害しないこと。国の提供するデータには第三者が権利を有するものがあるかもしれません
  • 個別に法令で制約が定められているコンテンツに関しては、それに従うこと

 以下、よくありそうな疑問についてまとめてくださっているので、それをまとめてみました。いい感じのアプリやサービスができたよ! という方は、ぜひ窓の杜にも自薦いただけますと、取り上げることができることもありますので、よろしくお願いいたします。