やじうまの杜
「ExcelAPI」と新関数「IMAGE」を組み合わせたデモが早速お披露目
法人名を入れると、その法人番号・所在地とともに、所在地を「Google マップ」で表示
2022年8月30日 13:17
「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
昨日紹介した「ExcelAPI」と、プレビュー版「Excel」に先行導入されている新しい関数「IMAGE」を組み合わせたデモがなんだかすごかったので、早速紹介してみたいと思います。
Excelの新関数「IMAGE関数」を使用すると指定した住所の地図を表示したりできるようです。pic.twitter.com/LRfrVL9F57
— ExcelAPI (@excelapi)August 28, 2022
法人名を入れると、その法人番号・所在地とともに、所在地が「Google マップ」で表示されます。こんな使い方もできるんですねぇ……。
この処理で利用する「ExcelAPI」機能は、以下の3つのようです。
最後の機能はまだベータ版でしたし、APIキーを外部サービスに渡してしまうのはあまりよい気分ではなかったので、本稿では「Maps Static API」を直接使ってデモを再現してみました。
まず、「C2」のセルに以下の数式をコピーして貼り付けます。これで「B2」セルに企業名を入力すると、「C2」セルにその法人番号が表示されます。
=WEBSERVICE("http://api.excelapi.org/company/number?name="&ENCODEURL(B2))
次に、「D2」セルに以下の数式をコピーして貼り付けます。「C2」セルに格納した法人番号で法人の所在地(住所)を調べ、「D2」セルに格納します。
=WEBSERVICE("http://api.excelapi.org/company/address?id="&C2)
最後に「B3」セルに以下の数式をコピーして貼り付けます(読みやすいように改行とタブを入れてありますが、貼り付ける際は削除してくださいね)。「Maps Static API」の使い方は非常にシンプルで、「center」パラメーターに住所をそのまま指定してやれば最低限動くようになっています。倍率(zoom)やサイズ(size)はお好みでどうぞ。
=IMAGE("https://maps.googleapis.com/maps/api/staticmap
?zoom=17
&size=400x400
&key=<取得したAPIキー>
¢er="&ENCODEURL(D2), "法人の所在地",2)
「Google マップ」のAPIキーの取得方法に関しては、開発者向けドキュメントを参照のこと。1カ月200米ドル分の無料枠があるそうですが、適切にAPIキーを管理しないとクラウド破産もありうるので注意してください。