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Microsoft、「Excel」に14の新関数を追加 ~文字列・配列操作が簡単に
2022年8月アップデートでデスクトップ・モバイル・Webへ一般公開
2022年8月31日 17:21
米Microsoftは8月17日(現地時間)、「Microsoft Excel」で新たな文字列・配列操作関数を一般公開した。今年の3月から「Office Insider Program」でテストされていたもので、文字列の加工や配列の操作に役立つ以下の14関数が利用可能となる。
- TEXTBEFORE:区切り文字でテキストを分割し、その前を返す
- TEXTAFTER:TEXTBEFOREの逆
- TEXTSPLIT:区切り位置指定ウィザードのように、指定した文字でテキストを分割する。TEXTJOIN関数の逆
- VSTACK:配列を縦に積み重ねる
- HSTACK:配列を水平方向に積み重ねる
- TOROW:配列を1行にする
- TOCOL:配列を1列にする
- WRAPROWS:指定した要素数で1行を折り返して配列にする
- WRAPCOLS:指定した要素数で1列を折り返して配列にする
- TAKE:配列から連続する指定行・列を抜き取って新しい配列を得る
- DROP:配列から連続する指定行・列を削除して新しい配列を得る
- CHOOSEROWS:指定された行だけを含む配列を返す
- CHOOSECOLS:指定された列だけを含む配列を返す
- EXPAND:配列を指定された行数・列数だけ拡大する。指定したデータで空セル埋めることも可能
同社によると、これらの関数は「最新」チャネルのサブスクリプションユーザーすべてに提供される。デスクトップ(Windows/Mac)だけでなく、モバイル(iOS/Android)やWebでも利用できる。
このほかにも、2022年8月アップデートでは新関数「IMAGE」が試験導入されている。