やじうまの杜

Microsoft版「iPod」、「Zune」がWindows 11で復活! 10年以上前のドライバーに対応

日本でこれを喜ぶ人は何人いるのか?

 「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。

Microsoft版の「iPod」、「Zune」(Wikipediaより引用)

 かつてMicrosoftが「Zune」というポータブルオーディオプレイヤーを販売していたのはご存じでしょうか。Appleの「iPod」に相当する製品で、米国とカナダのみで販売されていました。Windows Phoneのファン(筆者もその一人でした)であれば、同期アプリ「Zune Software」で名前を耳にしていたかもしれません(これはAppleでいうところの「iTunes」でした)。

Appleでいうところの「iTunes」、「Zune Software」

 「Zune」はすでに販売を終了し、サポートもされていませんが、マーベル作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ではいまだに現役とのことで、銀河の彼方で愛されています。先日は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』の公開を記念して「Zune.net」が一時的に公開されるなど、「Zune」を懐かしむ声は高まっています。

 しかし、開発中止と生産終了から10年以上も経つ製品。「Zune Update」という非公式のWebサイトでソフトウェア一式は公開されていますが、最新のOSで動かすのは困難です。

 そこで、米国時間7月12日に「Windows Insider Program」のCanaryチャネルでリリースされたBuild 25905では、Windows 11にオリジナルの「Zune」ドライバーをインストールする際に発生していた問題が解決されました。

 もしあなたが「eBay」あたりで「Zune」を手に入れて“若干”の手間をかければ、最新のWindows 11で利用することができます! やったね!!

 なお、実際に「Zune」を復活させる方法については、同社のスコット・ハンセルマン氏のYouTubeビデオをどうぞ。

Reviving a Microsoft Zune in 2023