その不安、アバストで解消します

第2回

パスワードの使いまわしは危険!? でもたくさんのパスワードは覚えきれない……

 今回は、インターネットに潜む危険のひとつ、「Webサービスのカウント情報流出」について紹介したい。WebメールやSNSサイトなどの各種Webサービスは、生活に欠かせなくなっている。よく利用するWebサービスを数えれば、10以上あるという方も多いだろう。それらのアカウント情報はどのように管理されているだろうか。IDやパスワードを安易に使い回しているなら要注意だ。「アバスト無料アンチウイルス」に搭載のパスワード管理機能を使いながら対策を探ってみよう。

「アバスト無料アンチウイルス」のパスワード管理機能

アカウント情報の流出は身近な事件

 Webサービスのアカウント情報は、ユーザーがいくらセキュリティ対策をしていても、サービス提供側から流出してしまう可能性がある。ユーザー自身と同じように、サービスの提供側もインターネット上の危険にさらされているからだ。過去には、AmazonやFacebookのほか、大手Webサイトでも同等のアカウントの流出事件は発生しており、想像以上に身近なものなのだ。

 ファイル転送サービス「宅ふぁいる便」が外部からの不正アクセスを受けて、約481万件の個人情報が流出した事件は記憶に新しい。同サービスは停止、被害ユーザー対応のための特設サイトも開設した。

「宅ふぁいる便Web特設サイト」

 読者の中にも同サービスのユーザーがいるだろう。あまり利用していないから関係ないと思ってはいけない。そのIDとパスワードは、他のWebサービスと同じではないだろうか。心当たりがあるなら、同一のID・パスワードを使っているWebサービスにて、パスワードの変更をおすすめする。

 メールアドレスをIDとするWebサービスは多い。パスワードを覚えるのが面倒だからといって同一のID・パスワードを使っていれば、他のWebサービスへの不正ログインの可能性があり、悪意のある第三者の標的になり得る。強固なパスワードであっても、使い回ししていては意味がないのだ。

 なお、このようなアカウント流出事件の後は、該当サービスになりすましたフィッシングメールなどが出回ることが多いので注意しよう。

「アバスト無料アンチウイルス」のパスワード管理機能で一括管理

 「覚えにくいパスワードを設定しましょう。」と注意勧告されるほど、1回作ったパスワードを使い回したくなるものだが、それは厳禁。Webサービスごとに異なるパスワードを設定しよう。パスワードの一般的なガイドラインを参考に設定して欲しい。なお、後述の“Avast Passwords”では、ランダムなパスワードを自動生成する機能も備えている。より安全性を求めるならおすすめだ。


    安全なパスワードの作成条件総務省のWebサイトより
  • 名前などの個人情報からは推測できないこと
  • 英単語などをそのまま使用していないこと
  • アルファベットと数字が混在していること
  • 適切な長さの文字列であること
  • 類推しやすい並び方やその安易な組合せにしないこと

 複雑で強固なパスワードはただでさえ覚えにくい。Webサービスごとに異なるパスワードを用意すれば覚えるのは至難の業だ。しかし不正ログインされた後の被害や、対応の手間を考えれば、背に腹は代えられない。そこで、面倒なパスワードの管理に「アバスト無料アンチウイルス」のパスワード管理機能を利用してはいかがだろうか。管理画面でID・パスワードを登録しておけば、以降はWebサービスで都度入力する必要もなくなる。

「アバスト無料アンチウイルス」の画面。[プライバシー]をクリックして、[始める]ボタンをクリックする
[GOOGLE CHROME で有効化]ボタンをクリックすると、Chrome ウェブストアに移動するので「Avast Passwords」の拡張機能を追加しておこう。Chromeがインストールされていなければ、次の画面が表示される
[アバスト セキュア ブラウザーで有効化]ボタンをクリックして、「Avast Passwords」の拡張機能を有効化しておく
ここでは、Webブラウザーで管理しているアカウント情報をインポートする。[ログイン情報をインポート]ボタンをクリック
アカウント情報を管理しているWebブラウザーの[インポート]ボタンをクリックする

 拡張機能の「Avast Passwords」の導入後は、はじめて利用するWebサービスのアカウント情報も「アバスト無料アンチウイルス」で管理できるようになる。複雑なパスワードも自動生成可能なため、設定するパスワードに悩むこともない。

アカウントの新規作成の例。「Avast Passwords」を有効化していると、パスワード入力欄に鍵のアイコンが表示される。クリックすると、複雑なパスワードが自動生成される

 Webブラウザーのパスワード管理機能と「アバスト無料アンチウイルス」の違いはマスターパスワードだ。マスターパスワードを設定すると、各Webサービスのパスワード入力に設定したパスワードが必要となり、より強固なセキュリティを確保できる。しかし、各Webサービスごとに異なるパスワードを覚える必要はなく、1つのマスターパスワードで各種Webサービスへログイン可能だ。

パスワードをロックした状態。マスターパスワードを入力すれば、登録済みのパスワードが自動的に入力される
マスターパスワードを作成するには、「アバスト無料アンチウイルス」の画面[セキュリティ]をクリックし、[マスターパスワードを作成]ボタンをクリックする
マスターパスワードを2回入力し、確認項目のチェックをONにして、[マスターパスワードを保存]をクリックする。このマスターパスワードを忘れると、2度とパスワード管理画面を開くことができなくなるので忘れないように

[制作協力:Avast Software Japan 合同会社]