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Avast、日本法人を設立へ ~カスタマーサポートの品質向上を目指す
AVG Technologies買収したことで4億を超えるデバイスを保護
2017年4月6日 16:24
チェコのAVAST Software s.r.o.は6日(日本時間)、記者発表会を開催し、最近のセキュリティ動向や今後の日本国内における事業戦略などについて説明した。
その中で同社は現在、日本法人の設立準備中であることが明かされた。これにより、日本語によるテクニカルサポートといった、カスタマーサポート全体の充実を目指すという。また、ブログやSNSを活用した情報発信も強化していくとのこと。
AVG Technologiesを買収した結果、同社は4億以上のデバイスを保護するようになったことも明かされた。これは、TwitterやAmazonのユーザー数を超える数字であるという。
さらに、最新のセキュリティ動向についても解説があった。同社のシステムメンテナンスツール「AVG PC チューンナップ」から得られた統計情報として、日本国内で最新版に更新されず旧バージョンのまま使われているソフトは「Java Runtime Environment (JRE)」が、最も多いことが明かされた。
そのほか、国内のWebカメラ、ベビーモニター、プリンター、ルーターなどといったIoT機器の17.4%が、サイバー攻撃に対して脆弱であることなども説明された。特にルーターは41.5%が脆弱な状態であるという。これらの脆弱なデバイスはサイバー犯罪者がボットネットを構築し、攻撃に利用される恐れがあるため注意が必要だという。