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Officeのゼロデイ脆弱性も修正 ~Microsoft、2017年4月のセキュリティ更新を公開
Windows Vistaは今回のアップデートが最後
2017年4月12日 09:30
米Microsoft Corporationは11日(現地時間)、2017年4月のセキュリティ更新プログラムを公開した。現在、“Windows Update”や“Microsoft Update Catalog”から入手できる。
今回のアップデートは、以下の製品が対象となっている。
- Internet Explorer
- Microsoft Edge
- Microsoft Windows
- Microsoft Office、Microsoft Office Servers および Web Apps
- Visual Studio for Mac
- .NET Framework
- Silverlight
- Adobe Flash Player
詳細は以下の通り。
Windows 10/Windows Server 2016(「Microsoft Edge」を含む)
最大深刻度と脆弱性の影響:緊急(リモートでコードが実行される)
再起動の必要性:要再起動
詳細情報:
Windows 8.1/Windows Server 2012 R2
最大深刻度と脆弱性の影響:緊急(リモートでコードが実行される)
再起動の必要性:要再起動
詳細情報:KB4015550 および KB4015547
Windows RT 8.1
最大深刻度と脆弱性の影響:緊急(リモートでコードが実行される)
再起動の必要性:要再起動
詳細情報:KB4015550(Windows Updateからのみ入手可能)
Windows 7/Windows Server 2008 R2
最大深刻度と脆弱性の影響:緊急(リモートでコードが実行される)
再起動の必要性:要再起動
詳細情報:KB4015549 および KB4015546。
Windows Vista/Windows Server 2008
最大深刻度と脆弱性の影響:緊急(リモートでコードが実行される)
再起動の必要性:要再起動
「Windows Vista」のサポートは今回のアップデートが最後となる。
また、「Windows Vista」「Windows Server 2008」の更新プログラムは累計的な更新プログラムやロールアップとして提供されていないため、修正内容は個々のナレッジベースを参照のこと(KB3211308、KB3217841、KB4014793、KB4015067、KB4015068、KB4015195、KB4015380、およびKB4015383)。
Internet Explorer
最大深刻度と脆弱性の影響:緊急(リモートでコードが実行される)
再起動の必要性:要再起動
詳細情報:
Microsoft Silverlight
最大深刻度と脆弱性の影響:重要(情報漏えい)
再起動の必要性:再起動が必要な場合あり
詳細情報:KB4017094
.NET Framework
最大深刻度と脆弱性の影響:緊急(リモートでコードが実行される)
再起動の必要性:再起動が必要な場合あり
詳細情報:公式ブログを参照のこと
Microsoft Office、Office Services、Office Web Apps、およびその他の Office 関連ソフトウェア
「Microsoft Office」関連では、19のセキュリティ更新プログラムと33のセキュリティに関係のない更新プログラムが配信されている。「Word」文書に偽装した攻撃に悪用されているゼロデイ脆弱性(CVE-2017-0199)も修正されているとのこと。
最大深刻度と脆弱性の影響:緊急(リモートでコードが実行される)
再起動の必要性:再起動が必要な場合あり
詳細情報:April 2017 Office Update Release
Adobe Flash Player
最大深刻度と脆弱性の影響:緊急(リモートでコードが実行される)
再起動の必要性:要再起動
詳細情報:KB4018483
Visual Studio for Mac
最大深刻度と脆弱性の影響:重要(情報漏えい)
再起動の必要性:再起動が必要な場合あり