ニュース

無償でトラック数無制限の本格DAW「PreSonus Studio One Prime」v3.5が公開

ミキシング画面でアンドゥ・リドゥが可能に

「PreSonus Studio One Prime」v3.5.0 build 43196

 (株)エムアイセブンジャパンは24日、統合型音楽制作ソフト(DAW)「PreSonus Studio One Prime」の最新版v3.5を公開した。64bit版を含むWindows 7/8.1/10に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

 「PreSonus Studio One Prime」は、無償ながらトラック数無制限で、エフェクトやバーチャル音源を備えるなど、音楽制作に必要な基本的な機能を搭載するDAW。32Bit浮動小数点演算のオーディオ・エンジンを搭載するほか、無償・有償のアドオンで機能を拡張することも可能。

 最新版のv3.5では、ミキシング画面でアンドゥ・リドゥが可能になった。ボリュームフェーダーやパンニングなどはもちろんのこと、プラグイン、インストゥルメント、ルーティング、I/O選択、FXチェーンなどにも対応。これにより、ミキシングでさまざまな調整を試し、アンドゥで戻すといったことが気軽に行えるだろう。

 また、最新のオーディオインターフェイスを利用することで、多数のトラックやエフェクト、バーチャル音源を使用した高負荷なソングでも、オーディオやバーチャル音源のレイテンシー・ドロップアウトを最小限に抑えたモニタリングが可能になっているという。

 そのほか、有償の最上位エディション「PreSonus Studio One Professional」では、マスタリング用のプロジェクト・ページが刷新された。オーディオCDのプレス工場へ納品するためのDDPファイルのインポートおよび編集が可能になったほか、トラック・マーカーをソングから独立して利用可能になるなどの機能が追加されている。

 なお、「PreSonus Studio One Prime」は、名前やメールアドレスなどを登録して無償の“My PreSonus”アカウントを作成し、“PreSonus Shop”で0円の「PreSonus Studio One Prime」を購入することで、アカウントの“Myプロダクト”ページからインストーラーをダウンロード可能。

 また、より多くのエフェクトやバーチャル音源を搭載する有償版「PreSonus Studio One Artist」は19,800円(税込み)、マスタリング用のプロジェクト・ページを搭載し、VSTプラグインに対応する42,800円(税込み)でダウンロード販売されている。

ソフトウェア情報

「PreSonus Studio One Prime」
【著作権者】
PreSonus Audio Electronics, Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.5.0 build 43196(17/05/24)