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5年間の開発を経て「Zed 1.0」がリリース、Rust/GPUで速度と応答性を極めたコードエディター

企業向けの導入を支援する有料プラン「Zed for Business」も発表

5年間の開発を経て「Zed 1.0」がリリース。執筆時現在のバージョンは「1.1.7」

 米Zed Industriesは4月29日(現地時間)、「Zed 1.0」をリリースした。ほとんどの開発者が「Zed」にすぐに馴染めるようになる転換点に達したとしており、以前のバージョンで挫折したユーザーも、もう一度試してみてほしいとしている。

 「Zed」は、かつてGitHubが開発していたコードエディター「Atom」に携わっていたメンバーが立ち上げたプロジェクト。「Atom」はWeb技術(HTML/CSS/JavaScript)をそのまま活用できる「Electron」をアプリフレームワークとして採用していたが、その限界を打破するため、プログラミング言語「Rust」で開発された「GPUI」を新たに構築。GPUのポテンシャルを最大限に引き出すことにより、高いパフォーマンスと応答性を実現しているのが魅力だ。

オンボーディング(初回利用時の)画面。さまざまなテーマ、キーマップ、エージェントを選択できる。一部で熱狂的な支持がある「Vim」モードも搭載

 また、昨今のAIプログラミングの流れに乗り、AIネイティブなエディターとして設計されているのも特徴。キー入力で続きを予測・提案してくれるコーディング支援機能はもちろん、「Agent Client Protocol」のサポートにより、「Claude Code」、「Codex」、「OpenCode」、「Cursor」といったサードパーティー製コーディングエージェントとも連携できる。複数のエージェントを並列実行させることも可能だ。

複数のエージェントを並列実行させることも可能

 そのほかにも、「Git」「SSH」のサポート、デバッガー、括弧の対をわかりやすく表示する「レインボーブラケット」といった、開発者が求める機能を網羅。Windows、macOS、Linuxのいずれでも利用可能で、どのOSでも一貫した操作性が得られる。

ウェルカム画面

 今後は、人間とAIのコラボレーションをさらに深めるため「DeltaDB」などのソリューションに注力していくとのこと。また、「Zed 1.0」のリリースにあわせ「Zed for Business」を発表。企業向けの管理機能を提供することで、組織的な導入をサポートする。価格は1ユーザーあたり月額30.00米ドル。