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手書き入力をテキストに変換 ~Windows 10向け「OneNote」アプリの2017年9月更新

関数のグラフ化では最小値・最大値・切片などが計算可能に。ナビゲーション関連も改善

「OneNote」v17.8568.5756

 米Microsoft Corporationは、Windows 10向け「OneNote」アプリの2017年9月機能アップデート(v17.8568.5756)を公開した。現在、「ストア」アプリから無償で更新可能。今回の機能アップデートでは、インク機能がさらに強化。手書き入力をテキストに変換する機能などが新たに導入されている。

 手書き入力のテキスト認識を行うには、まず[描画]タブの[なげなわ選択]ツールで変換する部分を選択する。あとは[インクからテキスト]ボタンをクリックすれば、テキストデータに変換される。とっさにメモした手書きのテキストを、あとでデジタルデータとして“清書”したい場合などに役立つだろう。

 そのほかにも、ペンの色として“溶岩”“海”“ブロンズ”“ローズ ゴールド”という4つのインク効果を設定できるようになった。単色のペンでは難しい、キラキラしたノートを作成することができる。

[インクからテキスト]コマンドが追加。ペンの色として“溶岩”“海”“ブロンズ”“ローズ ゴールド”という4つのインク効果を設定できるように

 そのほかにも関数のグラフ化機能が強化され、最小値・最大値・切片などを計算する機能が追加。ナビゲーション関連の機能も改善され、[ホーム]タブの上に設けられた[戻る][進む]ボタンで過去に閲覧したノート・ページの移動が可能になったほか、特定段落へのリンクを作成して、そのコンテンツへジャンプする機能が導入された。段落へのリンクは、長いドキュメントでページ内移動を行ったり、目次セクションを利用する際に有用だ。また、ノート内のハイパーリンクを右クリックして、他の場所で再利用する機能も追加されている。

 なお、これらの機能は段階的にリリースされるため、環境によっては利用できないことがあるので注意。また、今回追加・強化されたインク効果と関数のグラフ化機能を利用するには、“Office 365”サブスクリプションの購入が必要となる。

ソフトウェア情報

「OneNote」Windows 10版
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 10/Windows 10 Mobile
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
17.8568.5756