サイドバーでタブを管理できるようになった「Vivaldi」v1.13が正式リリース

「Vivaldi」v1.13

　ノルウェーのVivaldi Technologies ASは22日（日本時間）、Webブラウザー「Vivaldi」の最新版v1.13を正式公開した。本バージョンの注目は、［ウィンドウ］パネルが追加されたこと。サイドバーでタブを管理できるようになった。

　［ウィンドウ］パネルは、現在「Vivaldi」で開いているタブや閉じたタブをサイドバーに一覧表示することが可能。ドラッグ＆ドロップでタブの順序を並び替えたり、タブをグループ化（タブスタック）することもできる。また、タブの右クリックメニューにもアクセス可能。たとえばブラウザーのパフォーマンスを改善するためにタブを休止（サスペンド）したり、音が鳴っているタブをミュートすることができる。

　タブインターフェイスの弱点はタブが増えすぎるとタブバーの操作性が悪化してしまうことだが、［ウィンドウ］パネルはその弱点の多くを補ってくれる。サイドパネルは一定の横幅を要するのが欠点だが、横幅に余裕のあるワイドモニターならばさほど問題にはならない。同社は今後もニーズに合わせた機能追加を行うとしており、今後の改善にも期待したい。

　また、本バージョンでは［ダウンロード］パネルにもいくつかの改善が盛り込まれているという。最新版ではダウンロードが完了する前にブラウザーを閉じたときに警告ダイアログが表示されるほか、ダウンロードの進行状況バーにダウンロード速度を表示できるようになっている。

［ウィンドウ］パネル

［ダウンロード］パネル

　「Vivaldi」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。すでに利用している場合は、自動更新機能を利用して最新版へアップデートすることもできる。