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「VLC media player」v2.2.8が公開、セキュリティ問題やクラッシュの不具合を修正

Macで自動更新が失敗する場合は手動によるアップデートが必要

「VLC media player」v2.2.8

 仏VideoLAN Projectは5日(日本時間)、マルチプラットフォーム対応のマルチメディアプレイヤー「VLC media player」v2.2.8を公開した。現在、“VideoLAN”のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

 「VLC media player」は、追加のコーデックなしで数多くのフォーマットに対応したオープンソースのマルチメディアプレイヤー。Windows/Macに対応しており、各種LinuxディストリビューションやBSD系のOS、Android、iOSで動作するバージョンもラインナップされている。

 前バージョンとなるv2.2.6からの変更点は、AVIデマルチプレクサーにおけるセキュリティ問題が修正されたこと。外部モジュールで発見された脆弱性への対策や、アプリケーションがクラッシュする不具合の修正も行われている。

 なお、Windows版では欠番となっているv2.2.7は、Mac向けのみがリリースされている。このバージョンでは、「macOS High Sierra」との互換性問題や、macOSでSSA形式字幕が正常にレンダリングされない問題が修正されているとのこと。また、自動更新機能の不具合も修正されている。まれに古いバージョンからv2.2.8へアップデートすると自動更新が失敗することがあるが、その場合は手動でアップデートを行う必要があるので注意したい。

ソフトウェア情報

「VLC media player」Windows版
【著作権者】
the VideoLAN Team
【対応OS】
64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
2.2.8(17/12/05)