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CPU脆弱性“Spectre”への緩和策を施した「GeForce Experience」v3.12.0が公開
“フリースタイル”“Ansel Photo Mode”という2つのベータ版機能にも注目
2018年1月15日 08:08
米NVIDIA Corporationは10日(現地時間、以下同)、「GeForce Experience」の最新版v3.12.0を公開した。今回のアップデートでは、“フリースタイル”と“Ansel Photo Mode”という2つのベータ版機能が新たに追加された。
“フリースタイル”は、プレイ中のゲームにフィルターを適用する機能。ゲーム内のオーバーレイから色やサイドを調節してゲームの見た目や雰囲気を変えたり、HDRなどの効果を加えることができる。
一方、“Ansel Photo Mode”(写真モード)は、ゲーム画面を美しく、面白く撮影して楽しむ“ゲームフォトグラフィー”をより楽しむための機能。視点や角度を自由に選べるフリーカメラ機能、“Instagram”のようなフィルター機能、360度パノラマ画像のキャプチャー機能などを備えており、ゲームの解像度の32倍(最大4.5ギガピクセル)という超高解像度でキャプチャーできる。
なお、これらのベータ版を利用するには[設定]-[全般]画面で[試験的機能を有効にします。]オプションを有効化する必要がある。また、“Release 390”以降の最新版のドライバーとゲームによる対応も別途必要となる。
そのほかにも“ShadowPlay Highlights”機能や“GameStream”機能の対応ゲームが拡充されたほか、UWPゲームで“ShadowPlay”機能が利用できるようになった。また、本バージョンには投機的実行機能を備えたCPUでサイドチャネル攻撃が成立する脆弱性“Spectre”への緩和策も含まれているという。なお、GPUドライバーは8日付けでリリースされたv390.65で緩和策を導入済み。
「GeForce Experience」は、同社製GPU“GeForce”のユーザー向けに無償提供しているユーティリティアプリ。Windows 7/8/8.1/10に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「GeForce Experience」
- 【著作権者】
- NVIDIA Corporation
- 【対応OS】
- Windows 7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.12.0(18/01/09)