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次期Windows 10では「カメラ」アプリが強化 ~複数カメラの同時利用などに対応
コアアーキテクチャーの一部を変更してシンプルに
2018年1月29日 10:46
「Windows 10 Insider Preview」の「カメラ」アプリでは、コアアーキテクチャーの一部が変更されているという。米Microsoftが18日に公開したブログ記事で、その内容が解説されている。
同社よると、従来の「カメラ」アプリは複雑になりすぎており、機能の改善や不具合の修正、新しい機能の追加が難しくなっていたという。そこで、サポートされていないデバイスを扱うための複雑な処理や、OSのコア機能と重複する機能の削除が進められた。その成果として、新しい「カメラ」アプリには使い勝手の面でもいくつかの改善が盛り込まれるという。
まず、システムに接続されているすべてのカメラを異なるアプリケーションウィンドウで同時に使用できるようになる。たとえば、右のカメラでビデオを録画しながら、左のカメラで撮影した写真をメールに添付して送るといったことが行えるようになる。
加えて、より多くの解像度オプションが提供される。アプリケーションで最後に利用したカメラやシーンを記憶して、次回利用時に復元できるようになるなど、パーソナライズも強化される。また、USBカメラの輝度スライダーがより滑らかに機能するようになるとのこと。選択された輝度を表示する機能も追加される。
新しい「カメラ」アプリは、早ければ次期機能アップデート“RS4”で利用できるようになる見込み。