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「Python」ディストリビューション「Anaconda」に「Visual Studio Code」が追加
「Anaconda」を導入するだけで「Visual Studio Code」を使ったPython開発環境が整う
2018年2月16日 13:59
米Microsoftは15日(現地時間)、スクリプト言語「Python」のディストリビューション「Anaconda」に同社製スクリプトエディター「Visual Studio Code」が追加されたことを発表した。「Anaconda」をインストールすれば、公式の拡張機能が導入済みの「Visual Studio Code」ですぐにPython開発を始められるようになる。
「Python」言語は機械学習の分野で広く利用されているが、なかでもデータサイエンスや機械学習向けのパッケージをあらかじめ組み込んである「Anaconda」はもっとも人気の高いディストリビューションの1つだ。
一方、機械学習の分野に近年力を入れているMicrosoftにとっても、「Python」言語は重要な言語の1つと言える。統合開発環境「Visual Studio」には公式のプラグインを長年提供しているほか、「SQL Server 2017」では“Machine Learning Services”を拡張して、統計言語「R」に加え、「Python」を統合している。
「Anaconda」はWindows/Mac/Linuxなどで利用可能で、執筆時現在の最新バージョンはv5.1.0。公式サイト“anaconda.com”から無償でダウンロードできる。