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“Spectre”脆弱性対策のファームウェアが“Microsoft Update カタログ”で提供開始

“Skylake”CPUを搭載した「Windows 10 バージョン1709」などが対象

公式ブログ“Windows Experience Blog”

 米Microsoftは1日(現地時間)、Windows向けの更新プログラム「KB4090007」を公開した。米Intelは先日、“Skylake”CPUに対する“Spectre Variant 2(CVE-2017-5715、ブランチターゲットインジェクション)”脆弱性の検証を終え、緩和策を施したマイクロコード(ファームウェア)のリリースを開始したが、「KB4090007」にはそのマイクロコードが含まれている。

 「KB4090007」は、“Skylake”CPUを搭載した「Windows 10 バージョン1709(Fall Creators Update)」および「Windows Server バージョン1709(Server Core)」環境を対象とするスタンドアロンアップデートで、現在“Microsoft Update カタログ”から無償でダウンロード可能。他のWindowsバージョンやCPUへの対応も順次実施されるという。

 ただし、本更新プログラムは一部セキュリティソフトとの間で互換性問題を抱えているようだ。“Windows Update”を介した自動更新が始まっても、セキュリティソフトが本更新プログラムと互換性がなかったり、最新バージョンへアップデートされていない環境へは配信されない恐れがあるので注意したい。