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Windowsの“Meltdown”“Spectre”パッチでトラブル、AMDデバイスへの提供が一時停止
Windowsが起動できなくなる問題が報告される
2018年1月10日 10:48
米Microsoftは9日(現地時間、以下同)、“Meltdown”“Spectre”脆弱性への緩和策として配信しているWindowsのセキュリティ更新プログラムをAMDベースのシステムへ適用するとWindowsが起動できなくなる問題が報告されていることを明らかにした。
同社によると、AMDから提供されたドキュメントをもとに“Meltdown”“Spectre”脆弱性に対する緩和策をWindowsへ実装したが、その後の調査の結果、AMD製の一部チップセットがドキュメントに準拠していなかったことが判明したという。
なお、この問題の影響を受けるAMDプロセッサーを搭載したデバイスに対する更新プログラムの配信は一時的に停止されている。対象となる更新プログラムは以下の通り。
Windows 10 Version 1709
Windows 10 Version 1607 and Windows Server 2016
Windows 10 Version 1703
Windows 10 Version 1511
Windows 10 (initial version released July 2015)
Windows 7 SP1 and Windows Server 2008 R2 SP1
Windows 8.1 and Windows Server 2012 R2
同社はAMDと協力しつつ、できるだけ早期にこの問題を解決し、影響を受けるデバイスに対しても“Windows Update”経由でセキュリティ更新プログラムを提供するとしている。