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Microsoft、無償コードエディター「Visual Studio Code」の2月アップデートを公開

通知システムの刷新やターミナル画面の分割・複数同時利用といった新機能を導入

樽井秀人

2018年3月8日 15:13

「Visual Studio Code」v1.21

　米Microsoft Corporationは8日（日本時間）、コードエディター「Visual Studio Code」の2月アップデート（v1.21）を公開した。本バージョンでは「TypeScript 2.7.2」を同梱したほか、さまざまな機能改善や不具合の修正が行われている。

　まず、通知のユーザーインターフェイスがアップデートされた。新しい通知ポップアップにはメッセージの重要度を表すアイコンやリアクションを行うためのボタンが設けられており、画面右下にスライド表示される。また、ステータスバーの“ベル”アイコンを押せば、通知センターを開いて未読の通知に目を通すことが可能。アイコンの横には通知の数も表示される。

新しい通知ポップアップ

　さらに、ターミナル画面を分割して、複数のターミナルを同時に利用できるようになった。Markdownドキュメントのプレビュー機能では双方向スクロールがサポートされ、どちらか一方をスクロールするともう片方がそれに追従してスクロールされる。

ターミナル画面を分割して、同時に複数のターミナルを利用

　また、画面の中央にエディター画面を表示する“センターレイアウト”を新たにサポート。不要なインターフェイスを排除して編集に集中できるようにする“Zen Mode”では、この“センターレイアウト”が利用される。

　そのほかにも、サイズの大きなファイルを扱うためのテキストバッファー最適化、ウィンドウをまたいだファイルのドラッグ＆ドロップやコピー＆ペースト、HTML要素におけるファイルパスの補完などが新たに利用できるようになった。また、実験的な機能として、検索結果を横並びパネルで閲覧する機能が搭載されている。

　「Visual Studio Code」はWindows/Mac/Linuxに対応するフリーソフトで、現在、本ソフトの公式サイトからダウンロード可能。すでに利用している場合は、自動更新機能を用いてアップデートすることもできる。

Another month, another big@coderelease: The February update is here 🎉💪Download:https://t.co/jjhF3nxpccand see what's new:https://t.co/RSl5rB8356 pic.twitter.com/jCzivUaABh
— Visual Studio Code (@code)2018年3月7日