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“RS5”では外部GPUを安全に取り外せるように ~最新プレビュー版Build 17623が公開

“RS4”と同じくHEIF形式にも対応、プライバシー設定や“WDAG”の改善も移植される

公式ブログ“Windows Experience Blog”

 米Microsoft Corporationは16日(現地時間)、PC版「Windows 10 Insider Preview」のBuild 17623(RS5)を“Windows Insider Program”の参加ユーザーに対して公開した。コンテンツの受け取り設定で“Skip Ahead”を選択しているユーザー(“RS_PRERELEASE”ブランチ)向けのリリースとなっている。

 Build 17623では、外部GPUを安全に取り外す方法が追加。USB接続のデバイスと同様、タスクトレイの[ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す]アイコンからGPUを安全に切断できるようになった。

 また、“RS4”で追加された機能がいくつか“RS5”にも移植されている。

 まず、イメージコンテナーフォーマット“HEIF(High Efficiency Image File Format)”がサポートされた。HEIF形式は最近「iOS 11」で採用されたフォーマットで、バーストモードなどで撮影した複数の画像、メタデータなどを単一のファイルにまとめることができる。また、Blu-rayなどでも採用されている高圧縮コーデック“HEVC”により、従来のJPEG形式よりもディスクスペースを節約することができるという。「フォト」アプリからプレビュープログラムに参加すると利用可能になる。

 次に、Build 17115で実施されたプライバシー設定の改善が“RS5”にも盛り込まれた。デバイスの紛失に備えて位置情報をトラッキングするかどうかや、タイピングや手書き入力の品質向上のための情報収集を許可するかどうかを、OSのセットアップ画面で設定することが可能。

 そのほかにも、エンタープライズ向けの“Windows Defender Application Guard(WDAG)”が強化。パフォーマンスが向上したほか、サンドボックス環境の外へファイルをダウンロードして保存するオプションが新たに追加されている。