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VR空間で誰でも簡単にバーチャルキャラクターになれる「VirtualCast」ベータ版が無償公開

他の配信者のバーチャルスタジオに“凸”して掛け合いを楽しむことも

「VirtualCast」ベータ版 v1.0.0

 (株)ドワンゴと(株)インフィニットループは13日、バーチャルスタジオを作成できるアプリ「VirtualCast(バーチャルキャスト)」をベータ版として無償公開した。バーチャルキャラクターに扮して他のユーザーとライブコミュニケーションを楽しめる仮想空間を構築できる、いわば“誰でも簡単にVTuberになれる”アプリだ。

 「VirtualCast」を利用するにはVRヘッドセット“HTC Vive”と、その動作基準を満たしたWindows 10搭載PCが必要。7種類のビルトインアバターから好みのものを選び、そのバーチャルキャラクターになりきることができる。そのほかにも、バーチャルスタジオでは壁紙を変更したり、デスクトップを表示することができる。ライブ配信サービスのコメントを取得して、スタジオに表示することも可能だ。

 また、他の配信者のバーチャルスタジオに参加できる“凸”機能を搭載するのも特徴。他の配信にお邪魔して、バーチャルキャラクター同士の掛け合いを楽しむこともできる。手持ちカメラやピコピコハンマー、ハリセン、モザイクといったアイテムが豊富に用意されており、放送を盛り上げるために活用することができる。

誰でも簡単にバーチャルキャラクターに。他の配信者のバーチャルスタジオに“凸”して掛け合いを楽しむことも(インフィニットループのリリースより引用)

 なお、「VirtualCast」自体にはライブ配信機能が搭載されていないので、「Niconico Live Encoder」など、スタジオの様子をキャプチャーして配信を行うためのツールが別途必要となる。配信先はドワンゴが運営する“ニコニコ生放送”のほかにも、“YouTube Live”、“ツイキャス”、“Twitch”、“OPENREC”といったプラットフォームが選べる。

ソフトウェア情報

「VirtualCast」ベータ版
【著作権者】
(株)ドワンゴ、(株)インフィニットループ
【対応OS】
Windows 10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.0(18/04/13)