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Microsoft、コラボ開発機能「Visual Studio Live Share」のプレビュー版を一般公開

プライベートプレビューで多くの問題を解決、Linuxサポートやターミナル共有を追加

「Visual Studio Live Share」(同社のWebサイトより引用)

 米Microsoftは7日(現地時間)、「Visual Studio Live Share」のプレビュー版を一般公開した。「Visual Studio 2017」や「Visual Studio Code」を利用している開発者がリアルタイムでコーディングやデバッグを共有し、共同で作業を行えるように仕組みで、昨年11月からプライベートテストが行われていた。

 プライベートテストでは多くの問題が解決されたほか、Linuxへの対応をはじめとする機能リクエストへの対応が行われた。また、コマンドラインツールを多用した開発に対応するため、ホストのターミナルをゲストから閲覧できる機能も追加。ゲストに対して書き込み権限を与えることも可能だ。

 そのほかにも、セッションの共有を安全に行う機能がいくつか追加された。たとえば、共有リンクを介してゲストがセッションに参加する際、承認を要求できるようになった。また、共有セッションから特定のファイルを除外する仕組みも導入されている。

 「Visual Studio Live Share」を利用するには、あらかじめ開発環境に拡張機能を導入する必要がある。現在、「Visual Studio 2017」用と「Visual Studio Code」用が無償でダウンロード可能。利用にあたってOSや開発環境をそろえる必要はない。