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Microsoft、「Visual Studio 2017」v15.7と「Visual Studio for Mac」v7.5を発表

「.NET Core 2.1 RC」のリリース、「Xamarin.Forms 3.0」の一般公開なども案内

同社の公式ブログ“The Visual Studio Blog”

 米Microsoftは7日(現地時間)、シアトルで開催中の開発者向けイベント“Build 2018”の開催に合わせ、「Visual Studio 2017」や「Visual Studio for Mac」の最新版を正式公開した。いずれも同社のWebサイトからダウンロード可能。

 「Visual Studio 2017」v15.7ではインストーラーの改善、パフォーマンスの向上、エディターの生産性強化が図られた。C++言語のコンパイラーが“C++17”規格に準拠した点や、Python開発に「pydevd」ベースのデバッガーがプレビュー搭載され、多くのデバッグシナリオでパフォーマンスが向上した点、XAMLエディターが大きく改善され“IntelliSense”がフルサポートされた点などがトピックと言える。

 一方、「Visual Studio for Mac」v7.5における変更は、不具合の修正とパフォーマンスの改善がメイン。Razor、JavaScript、TypeScriptのエディターサポートが強化され、本家「Visual Studio」により近い編集体験が得られるようになったほか、“IntelliSense”の改良によりXAMLエディターの操作性も向上した。また、.NET Standardライブラリを利用したXamarin.Formsテンプレートが追加されるなど、Xamarin開発機能も強化されている。

 そのほかにも、「.NET Core 2.1 RC」のリリース、「Xamarin.Forms 3.0」の一般公開、コーディング・デバッグのリモート共有機能「Visual Studio Live Share」のパブリックプレビュー、AIによるコーディング支援機能「Visual Studio IntelliCode」がアナウンスされている。