ニュース
無償のホラーフォント8作品が一挙公開 ~「怨霊」フォントの暗黒工房が8年ぶりの更新
日本語フリーフォント「暗黒ゾン字」はJIS第2水準漢字までをサポート
2018年5月16日 13:14
「怨霊」フォントなど、デジタルホラーコンテンツを制作している“暗黒工房”が、8年ぶりに更新。これまで未公開だったホラーフォント8作品を一挙に公開した。いずれもTrueType形式で、現在“暗黒工房”のWebサイトから無償でダウンロード可能。フォントの利用条件も大幅に緩和されており、商用で利用することも可能だ。
なかでも注目は、JIS第2水準漢字までをサポートした日本語フォント「暗黒ゾン字」だ。昔の怪奇映画のタイトルやお化け屋敷の看板などをイメージして制作されたフォントで、極太のおどろおどろしいデザインが特徴。ホラーシーンでの利用を考慮して、“髑髏”や“閻魔”、“蟲”、“蜥蜴”といった少し難しい漢字も表示できるのもポイントだ。
残りの7作品は英字フォントで、基本的に半角英数字と記号のみをカバーしている。
「DeathOne(デスワン)」は、ゾンビ映画にヒントを得たらしいフォント。退廃的な雰囲気を漂わせており、いかにも中学二年生あたりが好みそうなデザインだ。
「DeathSplinter(死の刺)」はヘヴィメタル音楽をイメージしたフォントで、刺々しいデザインが特徴。血が滴るイメージも醸し出されており、猟奇的なシーンで活用できそうだ。
「DemonHands(デーモンハンズ)」は、死者の手をデザインしたフォント。おどろおどろしさの中にも、ちょっとしたかわいらしさが感じられる。
「Leber(レバー)」は、肝臓をイメージして制作されたフォント。作者によると“肝臓だか腸だかなんだか分からなく”なっているとのことだが、内臓っぽいのは確かだ。
「SkullParadise(スカルパラダイス)」は、文字の始筆・終筆に小さな髑髏をあしらったフォント。一連のフォントの中では、どちらかというと恐怖よりファンシーさがでている。
「Snake(スネーク)」は、蛇をモチーフとしたフォント。一筆書きでにょろにょろと書かれた字体は、爬虫類のもつ不気味さとかわいらしさをうまく表現している。
「SomeoneWatching(サムワンウオッチング)」は、どこからともなくこちらを見つめる目をあしらったフォント。得体のしれないものに見つめられている恐怖を狙ったものだが、どことなくかわいらしさが感じられる点もポイントと言えるだろう。
ソフトウェア情報
- 「暗黒ゾン字」
- 【著作権者】
- 暗黒工房
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.0(18/05/09)