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「VMware Workstation 14」がWindows 10 April 2018 Update/Ubuntu 18.04をサポート

“Spectre Variant 4”脆弱性の緩和策も

「VMware Workstation Player」v14.1.2

 米VMwareは21日(現地時間)、Windows/Linux向けの仮想PC作成・実行ソフト「VMware Workstation 14」の最新版v14.1.2を公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。Mac版の「VMware Fusion」にも最新版のv10.1.2が提供されている。

 本バージョンは不具合の修正、セキュリティの改善、およびパフォーマンス向上を含んだマイナーアップデート。すべての「VMware Workstation 14」ユーザーに対して無償で提供される。

 主な変更点は、ホストおよびゲストで「Windows 10 April 2018 Update」がサポートされたこと。また、先日リリースされた「Ubuntu」の新しい長期サポート版「Ubuntu 18.04」もホスト・ゲスト双方でサポートされている。

 加えて、本アップデートでは“IA32_SPEC_CTRL”の“SSBD”機能へのゲストアクセスが提供される。“投機的ストアバイパス(SSB)”を無効化するこの新しいCPU機能を利用すれば、ゲストOSで“Spectre Variant 4”脆弱性を緩和することが可能だ。

 「VMware Workstation」は、1台のPC上で複数のOSを仮想マシン(VM)として実行できるツール。個人利用および非商用に限り無償で利用できる“Player”と、複数の仮想マシンの同時実行や暗号化、スナップショットなどをサポートした有償版“Pro”がラインナップされている。“Pro”ライセンスの価格は30,877円(税込み)で、“Player”の商用ライセンスは18,565円(税込み)など。

ソフトウェア情報

「VMware Workstation Player」Windows版
【著作権者】
VMware, Inc.
【対応OS】
64bit版のWindows/Linux
【ソフト種別】
フリーソフト(個人利用のみ)
【バージョン】
14.1.2(18/05/21)