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「Adobe Lightroom CC」がプリセット・プロファイルの同期に対応 ~「Adobe XD CC」は固定オブジェクトをサポート

「Adobe Creative Cloud」の2018年6月アップデート

公式ブログ“Adobe Creative Station”

 米Adobe Systemsは18日(現地時間)、「Adobe Creative Cloud」の2018年6月アップデートの内容を公開した。「Adobe Lightroom CC」や「Adobe XD CC」といった製品に改善が加えられている。

「Adobe Lightroom CC」

 デジタル写真の画像処理・管理ツール「Lightroom CC」では、プリセットとプロファイルの同期がサポートされた。「Adobe Creative Cloud」が提供する写真の同期メカニズムを利用する仕組みで、PCだけでなく、タブレットやモバイル端末とも同期することが可能。ユーザーが作成したカスタムプリセットや、サードパーティが提供するプロファイルも対象となる。

 これに伴い、モバイル版「Lightroom CC」ではプリセットを作成する機能が追加された。デスクトップ版「Lightroom」や「Camera Raw」でお馴染みの“修復ブラシや、先進的な機能をいちはやく体験できる“テクノロジープレビュー”に対応したのも特筆すべき変更点だ。

「Adobe XD CC」

 先日、無償プランが追加された「Adobe XD CC」では、画面をスクロールしても同じ位置に表示され続ける“固定オブジェクト”がサポートされたほか、プルダウンメニューやタッチキーボードなどをオーバーレイ表示する機能が追加された。

 そのほかにも、プライベートリンクを作成して限られたメンバーと共有できる“プライベート共有”がベータ版機能として導入された。メンバー間でデザインをレビューしたり、コメントを付けることもできる。なお、本機能を利用するには、“Adobe ID”が必要だ。

 「Adobe XD CC」は、スマートフォン・タブレット・PC向けのアプリケーションやWebサイトをデザインするためのツール。Windows/Macに対応するクロスプラットフォームアプリで、Windows版は「Windows 10 Creators Update」以降で利用できる。