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Apple、「iOS 11.4.1」をリリース ~CVE番号ベースで22件の脆弱性を修正
「Exchange」アカウントの同期処理を改善。「tvOS 11.4.1」と「watchOS 4.3.2」も公開
2018年7月10日 12:03
米Appleは7月9日(現地時間)、「iOS 11.4.1」を公開した。本バージョンは不具合の修正を中心としたメンテナンスアップデート。“iPhoneを探す”機能で“AirPods”の最後の位置情報を見ることができない問題が修正されたほか、「Exchange」アカウントでメール・連絡先・メモを同期する処理の信頼性向上が図られた。一部ユーザーから指摘されているバッテリーの消費が激しい問題についてのアナウンスはない。
なお、本バージョンでは脆弱性の修正も行われているので注意。同社が公開したセキュリティ情報によると、今回修正された脆弱性の件数はCVE番号ベースで22件。特権昇格や情報漏洩、任意コードの実行につながる恐れのある欠陥も含まれており、できるだけ早いアップデートが必要だ。
「iOS 11.4.1」はiPhone 5sおよびそれ以降のiPhone、iPad Airおよびそれ以降のiPad、第6世代iPod touchに対応しており、[設定]アプリの[一般]-[ソフトウェアアップデート]画面から無償でアップデートできる。また、同日付けで「tvOS 11.4.1」と「watchOS 4.3.2」のリリースもアナウンスされている。