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Apple、「iOS 11.4」で修正された脆弱性の内容を発表 ~“EFAIL”脆弱性への対策も

「watchOS」でもCVE番号ベースで20件の脆弱性を修正

Appleのサポートページ

 米Appleは、先月29日(現地時間)にリリースされた「iOS 11.4」で修正された脆弱性の内容を発表した。CVE番号ベースで35件の脆弱性が修正されているという。

 脆弱性の内容は特権昇格や機密情報の漏洩、リモートからの任意コードの実行、サービス拒否(DoS)、アドレスバーのなりすまし、Cookieの上書きなど多岐にわたる。暗号化されたメールの内容が平文で漏洩してしまう“EFAIL”脆弱性への対策も含まれているようだ。

 「iOS 11」のアップデートは、[設定]アプリの[一般]-[ソフトウェアアップデート]画面から無償で行うことが可能。また、“Apple Watch”向けのOS「watchOS」にもセキュリティを強化した「watchOS 4.3.1」が提供されており、CVE番号ベースで20件の脆弱性が修正されている。いずれも忘れずにアップデートしておきたい。